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<動意株・19日>(大引け)=三機工、ミズホメディ、GMOインタなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2025/12/19 15:32
 三機工業<1961.T>=後場一段高で上場来高値更新。同社はきょう、横浜市及び日本下水道事業団との共同研究を開始したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなっているようだ。このほど3者は「MABR併用型活性汚泥法による既存水処理施設の能力増強技術の開発」について共同研究協定を締結し、MABR(Membrane Aerated Biofilm Reactor)の性能確認に向けた研究を開始。MABRは下水処理場の反応タンクに導入することにより、既存施設の能力増強が期待される技術で、ガス透過性膜の外側表面に生物膜を形成させ、生物膜に直接酸素を供給することで、有機物処理、硝化脱窒処理するという。

 ミズホメディー<4595.T>=後場に入り上げ幅拡大。一気に年初来高値を更新した。正午ごろ、25年12月期の単独業績予想について、売上高を90億6400万円から113億4900万円(前期比0.7%減)へ、営業利益を31億6400万円から46億9000万円(同4.6%減)へ、純利益を22億3500万円から34億4300万円(同8.7%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を45円から50円へ引き上げ年間配当予想を95円から100円としたことが好感されている。インフルエンザの異例な流行に加えて、年末年始に向けて新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ両感染症の流行拡大の懸念などから、抗原同時検出キットの需要が急激に増加し、供給能力の拡大や新規の採用施設(病院・クリニック)増加の効果もあって売上高が計画を大幅に上回っていることが要因としている。

 GMOインターネット<4784.T>=ストップ高。同社はGMOインターネットグループ<9449.T>傘下でインターネットインフラ事業やインターネット広告・メディア事業を展開。16日にエヌビディア<NVDA>の「NVIDIA HGX B300」のクラウドサービスを国内最速クラスで提供すると発表している。米株式市場においてAI関連株に対する売り圧力が加わっていたなかでGMOインタは17日こそ朝方に年初来安値をつけたが、GPUクラウドサービスの拡大期待からその後は売り物をこなして頑強ぶりを発揮。AI関連株への過度な悲観が和らいだ19日には、チャート妙味に加えて浮動株の少なさゆえの需給思惑も働き、短期資金が流入して株高に弾みをつけたとみられている。

 イオンフィナンシャルサービス<8570.T>=3連騰、再び新値街道突入。同社はイオン系で金融サービスの要衝を担っており、銀行業や保険業など総合的に展開している。アクティビストとして名を馳せる香港の投資会社オアシス・マネジメントが18日付で提出した大量保有報告書によると、オアシスによる同社株式の保有比率が5.10%と新たに5%を超過したことが判明、これが株価を強く刺激している。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としており、オアシスは株主価値を念頭に重要提案行為を行う可能性を示唆しており、株価の先高期待が高まった。

 津田駒工業<6217.T>=物色人気にストップ高。同社は18日、小型タイプの熱可塑性CFRP(炭素繊維強化プラスチック)対応ロボットAFP(Automated Fiber Placement:自動繊維積層装置)を開発したことを明らかにしており、これが材料視されているようだ。この製品は、高精度アームロボットに小型の積層ヘッドを搭載し、レーザーによる新たなタッキング技術を用いて熱可塑性CFRPを高速かつ高精度に溶着積層可能とし、曲面などの複雑形状への自動積層を実現。また、複数台ロボットの協調制御技術により、航空機部品の製造サイクル時間短縮や、その他のモビリティ分野への適用拡大につながるとしている。

 ワンダープラネット<4199.T>=急伸。同社は10月3日にブシロード<7803.T>とともに、共同開発の新作モバイルゲーム「HUNTER×HUNTER NEN×SURVIVOR(ネンサバ)」の発表を行い、2026年の世界同時配信に向け開発を進める方針を明らかにしていたが、12月18日夜にネンサバの公式Xを通じ、同月19日の日付とともに、重大発表を続々公開する予定だと告知された。英語の公式Xでも同様の告知があった。更にApp Storeではネンサバについて、2026年2月18日リリース予定だとの表示がある。これらが刺激材料となり、短期資金の流入を誘発したとみられている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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