ソフトブレーンが４連続ストップ高、資本移動で１０年ぶりの青空圏舞う

　ソフトブレーン<4779.T>は投機資金の攻勢が続き４日連続のストップ高、全般波乱地合いとは無縁の異彩の上げ足をみせつけている。

　英国離脱ショックの余韻冷めやらぬ６月２７日に突発的に人気化、値幅制限いっぱいに買われたが、それを皮切りに驚異的な上昇パフォーマンスを開始、きょうまでの８営業日のうち７営業日でストップ高を演じている。

　同社はＣＲＭを中心に業務支援ソフトを手掛けるが、玉移動の動きが株価急騰の背景にある。ＡＳＰサービスを主力に手掛け、積極的なＭ＆Ａ戦略で知られるフュージョンパートナー<4845.T>が、同社の発行済み株数の４０％を取得し、持ち分法適用関連会社としたことを発表、取得株数が全体の４割という水準にインパクトがあるほか、段階的な買い増しの動きが今後も続くのではないかとの思惑も底流しているようだ。

　同社の株価７００円台は２００６年５月以来、１０年ぶり。実質的な青空圏を舞う展開にある。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）