サイボウズは3月10日に２００８年１月期業績の下方修正と大幅減配を発表し、3月11日に急落した。ただ経常利益減収の主な原因は買収したレコムの評価損等の特別損失である。個別業績では、売上が前回公表予想を45百万円程度上回り3,945百万円という見通しであり、営業利益は予想を162百万円上回る1,122百万円と過去最高を更新する見込みである。また、これ以上マイナス要因は今のところ見当たらないので悪材料で尽くしとみてよいだろう。
　事業的な進捗を見てみると「今春発売のガルーン次期バージョンで1万人同時接続デモ」 このあたりの大規模化は見逃せないと思われる。これらの変化は見過ごされだが、大規模ユーザーがソフトを選択するには非常に重要なポイントであり、大手クライアントを確実に押さえていくことで、業績は加速度的に上昇し始めるのである。、その変化の兆しが確認できれば、そこは絶好の投資ポイントになると考える。