決算プラス・インパクト銘柄 … トリケミカル、はてな、東和フード (11月30日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の11月29日から11月30日の決算発表を経て12月3日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　はてな <3930>
　19年7月期第1四半期(8-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.5倍の1.6億円に急拡大し、通期計画の3.5億円に対する進捗率は45.9％に達し、3年平均の33.3％も上回った。

★No.2　トリケミカル <4369>
　19年1月期の経常利益を従来予想の19.4億円→29.9億円(前期非連結は16.2億円)に54.1％上方修正し、増益率が19.6％増→84.3％増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

★No.3　大和コン <3816>
　19年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比14.9％増の1億円に伸び、8-1月期(上期)計画の1.7億円に対する進捗率は62.1％に達し、5年平均の43.5％も上回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<3930> はてな 　　　　東Ｍ 　 +28.98 　 11/30　　　1Q　　　145.45
<4369> トリケミカル 　東１ 　 +12.58 　 11/30　　　3Q　　　 74.27
<3816> 大和コン 　　　ＪＱ　　 +8.24 　 11/30　　　1Q　　　 14.89
<4750> ダイサン 　　　東２　　 +0.45 　 11/30　　上期　　　-34.90
<3329> 東和フード 　　ＪＱ　　 +0.37 　 11/30　　上期　　　-29.26

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした12月3日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース