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日本電産、アルプス電、シンフォニアなど

配信元:フィスコ
投稿:2018/01/25 15:57
<6594> 日本電産 18035 +305切り返して反発。第3四半期決算を発表、累計営業利益は1271億円で前年同期比20%増益、10-12月期では445億円で同20%増益。市場コンセンサスはやや下回ったが、M&A関連など一過性の費用増が背景で特にネガティブ視されていない。19.3期は、車の電動化、ロボット活用、家電のブラシレスDCモータ化、ドローンなどの市場拡大を見据えて1500億円の設備投資を計画、積極投資を評価の動きが優勢に。

<8703> カブコム 399 +20大幅続伸。第3四半期決算を発表、10-12月期経常利益は27億円で前年同期比38%増益、上半期は同14%減益であったため、順調な収益回復が確認される形となった。貸株の収益好調や販売管理費の減少などが収益好転の要因に。速報値は公表済みであるものの、あらためて通期コンセンサスが切り上がる形となっている。また、説明会を受けて、今後の株主還元策への期待も高まる状況に。

<4745> 東京個別 1160 +104大幅続伸。前日に株主優待制度の内容変更を発表、これが買い材料視されている。これまでは授業料・受講料の割引券を配布してきたが、今後は株主優待品カタログの掲載品の中から希望の品を贈呈するもよう。対象は毎年2月末日現在の100株以上保有の株主としている。優待取得ニーズが広がることによっての投資家層拡大などが期待される状況になっている。

<6507> シンフォニア 492 +17大幅反発で一時昨年9月の高値水準に急接近する展開に。EV関連の低位材料株として個人投資家の関心が高まる展開になっているようだ。同社はEV用試験システムを自動車メーカーに供給、世界初方式のEV用モーターシミュレーターも開発している。本日は同社のほか、岡谷電機<6926>、チタン工<4098>大泉製作所<6618>などもEV関連の中小型株として物色が向かっている。

<6770> アルプス電 3150 -75続落。クレディ・スイス証券は投資判断「ニュートラル」継続で、目標株価を3600円から3400円に引き下げている。株価再上昇には、車載関連部品の中期的な収益性改善・拡大が不可欠と指摘。今期営業利益は若干増額しているが、電子部品セグメントは短期での在庫調整、スーパーサイクル消失によるセット前提台数の下振れで減額としているもよう。なお、米アップルの株価下落なども電子部品株には逆風。

<2664> カワチ薬品 2626 -108大幅続落。前日に発表した第3四半期が嫌気された。累計営業利益は38.3億円で前年同期比15.2%減益となっている。競合各社の出店増や価格競争の激化などが響いたもよう。第2四半期累計の同3.4%減益から、10-12月期の減益幅は拡大する状況になっている。通期予想は60億円で前期比4.8%増益を据え置いているが、足元の収益失速で未達懸念も強まる状況のようだ。

<3113> Oak 362 +50後場に入って急伸。前引け後、創業150周年を迎えての株主還元方針を発表している。今期の配当金に関しては、1株につき10円または配当性向50%の高い額を選択するとしている。
今期業績計画は示されていないが、上半期実績のEPSは28.6円であり、季刊誌の通期予想では42.9円のもよう。配当性向50%では20円以上の配当も期待できる可能性があり、利回り妙味が急速に高まる状況となっている。
<DM>
配信元: フィスコ
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