2024年に発表済みの2027年10月期中期経営計画どおり、想定されていた財務イベントを完了、財務の効率性の追求が着実に進められてきたことから「買い」予想を継続する。

引き続きカーシェアを扱うモビリティ事業は、「タイムズカー」の料金体系の見直し、カメラ式駐車場、および無感決済とキャッシュレス精算機の導入によるコスト削減、ガソリン税の旧暫定税率の廃止に伴う燃料費減少などにより収益性改善を想定する。

一方、2028年満期ユーロ円建て取得条項付き転換社債型新株予約権付社債の転換価額が2471円に設定されていることから、予想株価を2560円から2450円に下方修正する。

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[2023/7/18]
コロナの厳しい事業環境から脱し、コロナ前と比べても売上総利益率が向上していることから中長期的には「買い」と予想する。

復配するまで当面の間は、株価は低迷し続けると見ているものの、コロナ前と比べても売上原価が抑えられ、相対的に利益を生み出しやすい構造に変わってきている。コロナの影響により株主資本が著しく低下していることは懸念点だが、数年後には払拭している確度は高く、株主還元（復配）も見通せることから、中長期的に見れば株価水準は上昇基調になると考える。四半期決算ごとに方向性に問題がないことを確認しながら、少しずつ買い集めても遅くはなさそうだ。