関西ペイント が反発。後場に入って午後零時５３分には４８円高の７９９円まで買われ、１７日に付けた年初来高値７８９円を更新。全般高を受けて、増額修正含みの業績が見直されている。 　７日発表の１０年３月期第１四半期の連結決算で、「インドなどアジア地区が想定以上に伸びている」（ＩＲ担当）ことを主因に、０９年９月中間期、１０年３月期の連結業績見通しを増額修正。１０年３月期の経常利益が従来予想の１００億円から１５０億円（前期比３％増）に増額され、期初の減益見通しから、一転増益見通しとなったが、下期の業況を慎重にみており、再増額修正も有望視される。 　８月１４日の東証信用倍率は０．１７倍、２１日の日証金の確報で貸借倍率０．１４倍と、ともに大幅な売り長の状況にあり、１日に０．０５円の逆日歩を生じるなど取組妙味も増幅。年初来高値更新で踏み上げ期待も高まってきそうだ。