新興市場銘柄ダイジェスト：Gオイスターが急伸、アルテHDはストップ高

<4594>　ブライトパス　874　+17
朝方に一時942円まで上昇。東京大学アイソトープ総合センター、東京大学先端科学技術研究センター、神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンターと完全個別化がんワクチン療法に用いる新規ネオアンチゲン同定法の開発を目的とする共同研究契約を締結したと発表している。正確な遺伝子変異解析に質量分析を組み合わせることによって、がんワクチンとして用いるネオアンチゲンの同定精度を大きく高めることを目指すという。

<2406>　アルテHD　1056　+150
ストップ高比例配分。1株につき2株の割合で株式分割を実施すると発表している。基準日は2月28日。投資単位当たりの金額を引き下げることにより、より投資しやすい環境を整えるとともに、投資家層の拡大及び株式の流動性向上を図ることを目的としている。前日終値ベースの最低投資金額（1単元＝100株）は9万600円だった。

<4571>　ナノキャリア　1129　-96
大幅続落。東証が信用取引に関する臨時措置を実施している。本日売買分から委託保証金率が50％以上（うち現金20％以上）とされている。また、日証金も貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る貸借担保金率を30％から50％（同20％）とした。同社株価はバイオ株物色の流れに乗って年初から大きく上昇し、1月24日に昨年来高値1337円を付けていた。

<3224>　Gオイスター　1250　+108
一時1380円まで急伸。コンサルティング会社Tryfundsの100％子会社であるTRYFUNDS INVESTMENTと業務提携契約を、またTRYFUNDS INVESTMENTが運営する投資ファンドと資本提携契約を締結し、当該ファンドを割当先として新株式を発行すると発表している。新株式数は115万4500株で、発行済株式総数の73.3％に相当する。調達資金の手取概算額は約7.95億円となり、Tryfundsの支援のもと経営再建を図る。

<6256>　ニューフレア　6860　-460
急反落。17年4-12月期（第3四半期累計）決算を発表している。売上高は前年同期比16.0％減の270.23億円、営業利益は同42.9％減の53.29億円で着地した。4-9月期を47.4％営業減益で通過しており、18年3月期の通期営業利益見通しは前期比42.9％減の75.00億円とされているため、今回の減益決算もある程度想定された内容と捉える向きがある。ただ、株価は決算発表前に上昇しており、本日は一転して売り優勢の展開となった。

<3793>　ドリコム　1255　+47
3日続伸。18年3月期の第3四半期累計（17年4-12月）業績予想を修正している。営業利益見通しは従来の1.70億円から3.41億円（前年同期は5.14億円）へと引き上げた。既存IPゲームアプリが想定を上回る推移を見せたほか、プロモーション時期の変更に伴う広告宣伝費の期ずれの影響もあったという。


＜DM＞