886円
オンコリスバイオファーマのニュース
■オンコリスバイオファーマ<4588>の業績動向と財務状況
4.財務状況
2022年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比787百万円減少の3,504百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では未収入金が77百万円、前払金が68百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が595百万円、売掛金が321百万円それぞれ減少した。また、固定資産では関係会社長期貸付金が20百万円、長期前払費用が11百万円それぞれ減少した。
負債合計は前期末比69百万円増加の767百万円となった。未払金が50百万円、未払法人税等が48百万円それぞれ減少した一方で、有利子負債が30百万円増加したほか、契約負債134百万円を計上した。また、純資産は856百万円減少の2,737百万円となった。四半期純損失570百万円を計上したことに加えて、収益認識会計基準等の適用に伴い期首の利益剰余金が285百万円減算調整されたことによる。
同社は開発ステージの企業であるため自社開発品の上市が実現するまでは研究開発費が先行し、損失が続く可能性が高い。2022年6月末の現預金は28億円強で当面の事業活動資金は確保されているが、ライセンス契約等による大型の一時金収入が無ければ、2023年には資金調達を検討する可能性が出てくるものと考えられる。同社では調達手段として、テロメライシンの共同開発パートナーあるいはコプロモーションを行う提携先からの調達を優先的に考えており、こうした候補先が見つからない場合には、株式市場から調達することになりそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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4.財務状況
2022年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比787百万円減少の3,504百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では未収入金が77百万円、前払金が68百万円それぞれ増加した一方で、現金及び預金が595百万円、売掛金が321百万円それぞれ減少した。また、固定資産では関係会社長期貸付金が20百万円、長期前払費用が11百万円それぞれ減少した。
負債合計は前期末比69百万円増加の767百万円となった。未払金が50百万円、未払法人税等が48百万円それぞれ減少した一方で、有利子負債が30百万円増加したほか、契約負債134百万円を計上した。また、純資産は856百万円減少の2,737百万円となった。四半期純損失570百万円を計上したことに加えて、収益認識会計基準等の適用に伴い期首の利益剰余金が285百万円減算調整されたことによる。
同社は開発ステージの企業であるため自社開発品の上市が実現するまでは研究開発費が先行し、損失が続く可能性が高い。2022年6月末の現預金は28億円強で当面の事業活動資金は確保されているが、ライセンス契約等による大型の一時金収入が無ければ、2023年には資金調達を検討する可能性が出てくるものと考えられる。同社では調達手段として、テロメライシンの共同開発パートナーあるいはコプロモーションを行う提携先からの調達を優先的に考えており、こうした候補先が見つからない場合には、株式市場から調達することになりそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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