［東京　５日　ロイター］　大幸薬品は５日、同社が開発した除菌・消臭製品「クレベリン」の成分である「二酸化塩素分子」にＨ７Ｎ９型鳥インフルエンザの感染抑制の働きがあると予測できると発表した。
　実験的には確認されていないものの、昨年発表したＨ１Ｎ１インフルエンザウイルスの機能抑制メカニズムと同様の働きがあると考えているという。二酸化塩素は、Ｈ１Ｎ１の感染時に必要な表面タンパク質「ヘマグルチニン」に作用し、アミノ酸配列の一部を変え、感染を抑制する。Ｈ７Ｎ９についても、「ヘマグルチニン」内に同様のアミノ酸配列の存在が確認されていることから、Ｈ１Ｎ１と同様の抑制作用が得られるとみている。