日水薬、今期経常を9％上方修正

　日水製薬 <4550> が3月17日後場(14:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の14.1億円→15.3億円(前期は9.5億円)に8.5％上方修正し、増益率が47.5％増→60.0％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.8億円→6億円(前年同期は5.4億円)に24.9％増額し、一転して10.5％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2022年３月期は、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の遺伝子検査薬「Ampdirect 2019-nCoV検出キット」（株式会社島津製作所）および「TRCReady SARS-CoV-2」（東ソー株式会社）の迅速かつ安定的な供給を図り、同感染症拡大防止へ貢献すべく努めてまいりました。また、各事業分野において、Webを用いたセミナーや研究会および面談を開催し既存製品の拡売に努めてまいりました。その結果、同感染症による国内・海外の営業活動に影響はあったものの、国内・海外ともに既存製品の売上が回復し、また当該遺伝子検査薬の販売が売上に寄与したことにより、2022年３月期通期連結業績予想は前回の発表を上回る予想となりました。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。　　　実際の業績は今後のさまざまな要因により予想数値と異なる可能性があります。