1,654円
アステラス製薬の個人投資家の売買予想
予想株価
3,550円
登録時株価
3,350.0円
獲得ポイント
-9.54pt.
収益率
-3.28%
期間
理由
アステラスは大型の上市薬の特許失効で、業績の先行きが懸念されていて、26日には関節リウマチを対象に第Ⅰ相臨床試験を進められていた新薬候補の開発を中止すると発表したため、急落してます。
私の見方はすこし違います。
今回の開発中止は臨床初期のものであり、大型化が期待されていたものでもないため、今期の減益予想から、この会社を水に落ちた犬と見て、小さいけれど叩き易い材料が出たため棒で叩いたようなものです。
免疫抑制剤「プログラフ」は売り上げ2000億を超える大型製品ですが、通常の薬と違い、米国での特許失効後も急激にジェネリック薬に置き換わることはないと見ています。この薬は製造も難しく、医療機関での使用にもノウハウがあるようです。実際に販売承認を得ているジェネリックメーカーは、ドイツのSandoz社のみで、せいぜい年間で10%程度の売り上げシェアーの低下にとどまると思われます。この程度なら、米国での販売減をアジアや日本で補えると期待します。 特許係争していたImpax社も2010年3月以降でないと販売できないと、裁判にて決着したとの発表も先日されました。
また、もうひとつの大型薬の前立腺肥大症の排尿障害改善剤「FLOMAX」(日本での製品名「ハルナール」)は、1000億円の大型薬ですが、米国では400億円程度の売り上げであり、これがジェネリック化で売り上げが急減したとしても、尿失禁頻尿治療薬のSilifenacin(日本名ベシケアー)が既に700億円を超えて、年率20%以上の伸び率で拡大していることなどから十分にカバーできると考えられます。
アステラスの今期と来期の収益が低下するのは、一つはEuro安円高の影響ともう一つは臨床試験費用のかかる臨床後期の開発品があるためです。円高はしかたないとしても、開発後期に新薬には頻尿治療薬など、大きな市場のものがあり期待できます。
以上から、現在の株価は下がり過ぎであり、他の株が下がる中で、ディフェンシブ株としての見直し買いが入るものと見ています。1-2カ月で3600円程度は戻るものと見ています。
少し詳しく書き過ぎました。
Silifenacin ⇒ Solifenacin の綴りミスでしたので、修正します。
私の見方はすこし違います。
今回の開発中止は臨床初期のものであり、大型化が期待されていたものでもないため、今期の減益予想から、この会社を水に落ちた犬と見て、小さいけれど叩き易い材料が出たため棒で叩いたようなものです。
免疫抑制剤「プログラフ」は売り上げ2000億を超える大型製品ですが、通常の薬と違い、米国での特許失効後も急激にジェネリック薬に置き換わることはないと見ています。この薬は製造も難しく、医療機関での使用にもノウハウがあるようです。実際に販売承認を得ているジェネリックメーカーは、ドイツのSandoz社のみで、せいぜい年間で10%程度の売り上げシェアーの低下にとどまると思われます。この程度なら、米国での販売減をアジアや日本で補えると期待します。 特許係争していたImpax社も2010年3月以降でないと販売できないと、裁判にて決着したとの発表も先日されました。
また、もうひとつの大型薬の前立腺肥大症の排尿障害改善剤「FLOMAX」(日本での製品名「ハルナール」)は、1000億円の大型薬ですが、米国では400億円程度の売り上げであり、これがジェネリック化で売り上げが急減したとしても、尿失禁頻尿治療薬のSilifenacin(日本名ベシケアー)が既に700億円を超えて、年率20%以上の伸び率で拡大していることなどから十分にカバーできると考えられます。
アステラスの今期と来期の収益が低下するのは、一つはEuro安円高の影響ともう一つは臨床試験費用のかかる臨床後期の開発品があるためです。円高はしかたないとしても、開発後期に新薬には頻尿治療薬など、大きな市場のものがあり期待できます。
以上から、現在の株価は下がり過ぎであり、他の株が下がる中で、ディフェンシブ株としての見直し買いが入るものと見ています。1-2カ月で3600円程度は戻るものと見ています。
少し詳しく書き過ぎました。
Silifenacin ⇒ Solifenacin の綴りミスでしたので、修正します。
2件のコメントがあります
買値付近でうろうろしている間は、暫く保有して値上がりを待つ姿勢であったが、政府の薬価下げ方針や市場環境の悪化には逆らえないため、±ゼロの段階で、一旦、撤退して様子見とします。
アステラスは決算短信では減益であったが、予想よりも減益幅が縮小していた。Eoro安、$安の為替の影響で145億円の営業減益となっているが、為替が同じであれば、営業利益は対前年比で10%増と順調な業績である。
経常利益は、最近の新薬候補の相次ぐ導入などののれん代償却により、今期は20%減少見込みであるが、本業が順調に増収増益基調であることから、株価は割安との判断を継続し、暫くは値上がりを待つ。
経常利益は、最近の新薬候補の相次ぐ導入などののれん代償却により、今期は20%減少見込みであるが、本業が順調に増収増益基調であることから、株価は割安との判断を継続し、暫くは値上がりを待つ。
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