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サイバートラストのニュース
~ 米QuadricのエッジAI※1プロセッサへの対応を支援 ~
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北村 裕司 以下、サイバートラスト)は、2025年1月より、米Quadric Inc.(本社:米カリフォルニア州、CEO Veerbhan Kheterpal 以下、Quadric)が提供するエッジAI用プロセッサ「Chimera GPNPU」※2 に対応し、安心安全かつ長期利用可能な組込みLinuxのオプション「EMLinux for Edge AI」の提供を開始します。
自動運転、電動化が進むモビリティをはじめ、重要社会インフラ、ロボティクス、産業オートメーション、医療機器の各分野でエッジAI機能による自律的判断が可能なスマートなIoT機器(スマートエッジ機器)を開発・製造する企業の需要が高まっています。「EMLinux for Edge AI」により、エッジAIを安心安全かつ長期に利用できる環境を提供し、クラウドからエッジに広がりつつあるAIサービスの普及に向けた早期実装を支援します。
「EMLinux for Edge AI」の主な機能:
- Quadric「Chimera GPNPU」の動作検証支援
- OSの10年の長期サポートと脆弱性パッチの定期提供
- SBOM生成および脆弱性チェック機能
- エッジAI利用のためのパッケージカスタマイズ、セキュリティ設定、セキュアブート、暗号化対応
- エッジAIを利用する入出力インターフェース対応
- AIモデル、学習データ用署名検証ツール(順次対応予定)
提供価格:オープンプライス:お客様のハードウェア構成により個別でのお見積り
これらの機能のほか、セキュアなエッジAIを実現するため、電断対応ファイルシステムや高速起動、ホワイトリスト型アプリケーション実行制御エンジンと組み合わせた追加機能を提供します。また、各半導体メーカーで対応しているエッジAI用のアクセレレータやプロセッサのサポートも順次提供予定です。
<背景と今後の取り組み>
生成AIをはじめとしたAI技術の発展と利活用が進み、データセンターの電力消費量が課題となる中、低消費電力で高速なデータ処理や、遠隔・自律制御などの利用シーンの拡大の観点から、エッジ、機器側でAI処理を分散して効率的に実行(エッジAI)できる高性能なエッジコンピューティングが注目されています。総務省発行の令和6年版 情報通信白書によると、国内のエッジコンピューティング市場全体では、2027年には2.3兆円規模の成長が予測※3されています。
AIの推論モデルは日々急速に進化しており、新しいアルゴリズムを利用したモデルが増加するため、長期に利用できる柔軟な開発・実行環境に加えて、将来的にはそれらの真正性や改ざんの検知、利用許可などのセキュリティや認証認可の仕組みが普及・流通のために重要になると考えられます。Quadricが提供する「Chimera GPNPU」プロセッサとSDKは新しいAIアルゴリズムやモデルに柔軟に対応できる開発・実行環境を低消費電力で実行できることが優位性となっています。サイバートラストの「EMLinux for Edge AI」のセキュアで長期運用可能なLinux OSがエッジAIの動作環境をサポートすることにより、両社の技術のシナジーで安心安全に長期利用が可能なスマートエッジ機器の開発と運用を実現し、市場でのリーディングポジションを目指します。
今後、提供予定のAIモデル、学習データ用署名検証ツールにより、「いつ」「どこで」「何を使って」「誰が」といった多角的な認証による真正性の確認や暗号化による機密性の確保と、電子署名による改ざんの有無の確認を可能にします。
さらに、多様なAIモデル、学習データの流通に向けて認証認可の仕組みを提供することにより、クラウドと連携したエッジAIを組み込むスマートエッジ機器のライフサイクルを通じて、安心安全に最新のAIモデルをアップデートし、利用できるサプライチェーンセキュリティ対応を支援してまいります。
このたびの発表に対して、北米のエッジコンピューティング向け半導体メーカーである Quadric Inc. CEOのVeerbhan Kheterpal氏より以下のコメントをいただいています。
Quadric Inc. CEO Veerbhan Kheterpal様
2020年1月以降、Quadricとサイバートラストは次世代エッジAIコンピューティング環境の提供に向けて緊密に提携し、エッジAI事業を共同展開してきました。
QuadricのChimera Processorは、完全にプログラム可能なソリューションを提供し、進化し続けるAI推論要件に柔軟に対応でき、長期間の活用が期待されます。その結果、エッジデバイス環境でのライフサイクル全体を通じてAIモデルを保護することが、成功のための重要な要素となります。今後もサイバートラストとの協業を継続し、お客様により安全でセキュアなエッジAI環境を提供していきたいと考えています。
サイバートラストは、Quadricなどとの協業も含めて、将来的により自由なエッジAIの利活用に向けた安全なマーケットプレイス実現のための認証、実行プラットフォームを目指してまいります。
※1 エッジAIとは:ネットワークの端末機器(エッジデバイス)に直接搭載するAIのことで、端末側でデータ処理を行うことにより即時に結果を把握することができ、リアルタイムでの解析や判断が求められる分野に適しています。
※2 「Chimera GPNPU」SDK とは: QuadricのエッジAI、エッジコンピューティング向けプロセッサおよびソフトウェア開発環境キット(SDK)製品名。
※3 出典:「令和6年版 情報通信白書」(総務省)第8節データセンター市場及びクラウドサービス市場の動向 3.エッジコンピューティングから引用。( https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/pdf/n2180000.pdf )
■関連Webサイト
「EMLinux」について
■サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として25年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けのLinux/OSSサービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoTをはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「すべてのヒト、モノ、コトに信頼を」。サイバートラストは、ITインフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
■本リリースのURL
https://www.cybertrust.co.jp/pressrelease/2024/1119-emlinux-ai.html
* 本プレスリリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。
サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北村 裕司 以下、サイバートラスト)は、2025年1月より、米Quadric Inc.(本社:米カリフォルニア州、CEO Veerbhan Kheterpal 以下、Quadric)が提供するエッジAI用プロセッサ「Chimera GPNPU」※2 に対応し、安心安全かつ長期利用可能な組込みLinuxのオプション「EMLinux for Edge AI」の提供を開始します。
自動運転、電動化が進むモビリティをはじめ、重要社会インフラ、ロボティクス、産業オートメーション、医療機器の各分野でエッジAI機能による自律的判断が可能なスマートなIoT機器(スマートエッジ機器)を開発・製造する企業の需要が高まっています。「EMLinux for Edge AI」により、エッジAIを安心安全かつ長期に利用できる環境を提供し、クラウドからエッジに広がりつつあるAIサービスの普及に向けた早期実装を支援します。
「EMLinux for Edge AI」の主な機能:
- Quadric「Chimera GPNPU」の動作検証支援
- OSの10年の長期サポートと脆弱性パッチの定期提供
- SBOM生成および脆弱性チェック機能
- エッジAI利用のためのパッケージカスタマイズ、セキュリティ設定、セキュアブート、暗号化対応
- エッジAIを利用する入出力インターフェース対応
- AIモデル、学習データ用署名検証ツール(順次対応予定)
提供価格:オープンプライス:お客様のハードウェア構成により個別でのお見積り
これらの機能のほか、セキュアなエッジAIを実現するため、電断対応ファイルシステムや高速起動、ホワイトリスト型アプリケーション実行制御エンジンと組み合わせた追加機能を提供します。また、各半導体メーカーで対応しているエッジAI用のアクセレレータやプロセッサのサポートも順次提供予定です。
<背景と今後の取り組み>
生成AIをはじめとしたAI技術の発展と利活用が進み、データセンターの電力消費量が課題となる中、低消費電力で高速なデータ処理や、遠隔・自律制御などの利用シーンの拡大の観点から、エッジ、機器側でAI処理を分散して効率的に実行(エッジAI)できる高性能なエッジコンピューティングが注目されています。総務省発行の令和6年版 情報通信白書によると、国内のエッジコンピューティング市場全体では、2027年には2.3兆円規模の成長が予測※3されています。
AIの推論モデルは日々急速に進化しており、新しいアルゴリズムを利用したモデルが増加するため、長期に利用できる柔軟な開発・実行環境に加えて、将来的にはそれらの真正性や改ざんの検知、利用許可などのセキュリティや認証認可の仕組みが普及・流通のために重要になると考えられます。Quadricが提供する「Chimera GPNPU」プロセッサとSDKは新しいAIアルゴリズムやモデルに柔軟に対応できる開発・実行環境を低消費電力で実行できることが優位性となっています。サイバートラストの「EMLinux for Edge AI」のセキュアで長期運用可能なLinux OSがエッジAIの動作環境をサポートすることにより、両社の技術のシナジーで安心安全に長期利用が可能なスマートエッジ機器の開発と運用を実現し、市場でのリーディングポジションを目指します。
今後、提供予定のAIモデル、学習データ用署名検証ツールにより、「いつ」「どこで」「何を使って」「誰が」といった多角的な認証による真正性の確認や暗号化による機密性の確保と、電子署名による改ざんの有無の確認を可能にします。
さらに、多様なAIモデル、学習データの流通に向けて認証認可の仕組みを提供することにより、クラウドと連携したエッジAIを組み込むスマートエッジ機器のライフサイクルを通じて、安心安全に最新のAIモデルをアップデートし、利用できるサプライチェーンセキュリティ対応を支援してまいります。
このたびの発表に対して、北米のエッジコンピューティング向け半導体メーカーである Quadric Inc. CEOのVeerbhan Kheterpal氏より以下のコメントをいただいています。
Quadric Inc. CEO Veerbhan Kheterpal様
2020年1月以降、Quadricとサイバートラストは次世代エッジAIコンピューティング環境の提供に向けて緊密に提携し、エッジAI事業を共同展開してきました。
QuadricのChimera Processorは、完全にプログラム可能なソリューションを提供し、進化し続けるAI推論要件に柔軟に対応でき、長期間の活用が期待されます。その結果、エッジデバイス環境でのライフサイクル全体を通じてAIモデルを保護することが、成功のための重要な要素となります。今後もサイバートラストとの協業を継続し、お客様により安全でセキュアなエッジAI環境を提供していきたいと考えています。
サイバートラストは、Quadricなどとの協業も含めて、将来的により自由なエッジAIの利活用に向けた安全なマーケットプレイス実現のための認証、実行プラットフォームを目指してまいります。
※1 エッジAIとは:ネットワークの端末機器(エッジデバイス)に直接搭載するAIのことで、端末側でデータ処理を行うことにより即時に結果を把握することができ、リアルタイムでの解析や判断が求められる分野に適しています。
※2 「Chimera GPNPU」SDK とは: QuadricのエッジAI、エッジコンピューティング向けプロセッサおよびソフトウェア開発環境キット(SDK)製品名。
※3 出典:「令和6年版 情報通信白書」(総務省)第8節データセンター市場及びクラウドサービス市場の動向 3.エッジコンピューティングから引用。( https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/pdf/n2180000.pdf )
■関連Webサイト
「EMLinux」について
■サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として25年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア(OSS)の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けのLinux/OSSサービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoTをはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。
「すべてのヒト、モノ、コトに信頼を」。サイバートラストは、ITインフラに関わる専門性・中立性の高い技術で、安心・安全な社会を実現します。
■本リリースのURL
https://www.cybertrust.co.jp/pressrelease/2024/1119-emlinux-ai.html
* 本プレスリリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。
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