石原ケミ、今期経常を14％上方修正、配当も3円増額

　石原ケミカル <4462> が3月23日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の15.3億円→17.4億円(前期は15.2億円)に13.7％上方修正し、増益率が0.1％増→13.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8.6億円→10.7億円(前年同期は6.3億円)に24.2％増額し、増益率が37.6％増→70.8％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→43円(前期は40円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第４四半期以降、新型コロナウイルス感染症拡大の当社事業への影響が想定より軽微であったこと、車載、スマートフォン及び５G関連の需要が高まったことにより金属表面処理剤が想定以上に堅調に推移したこと、また、緊急事態宣言が発令され社員の出張制限や在宅勤務を強化したことにより販売費及び一般管理費が抑えられたことなどから、2021年３月期通期連結業績予想につきましては、売上、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも前回発表予想を上回る見通しとなりましたので、上記のとおり修正いたします。

　　当社は、業績に裏付けられた安定的で継続的な配当を行うことを基本としつつ、業績に応じた増配を検討するなど弾力的な還元策をはかっていくことを方針としております。　2021年３月末日を基準日とする当期の期末配当は、上記の通期連結業績予想の修正を踏まえ、前回予想から3円増配し、１株当たり23円とさせていただきます。これにより、中間配当（１株当たり20円）を合わせた年間配当金は、１株当たり43円となる予定であります。　なお、本件につきましては、2021年６月下旬に開催予定の第83回定時株主総会に付議する予定であります。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、　　　実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。