ＡＤＥＫＡ、今期経常を20％上方修正

　ＡＤＥＫＡ <4401> が11月13日後場(13:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比1.0％増の83.6億円となった。
　併せて、通期の同利益を従来予想の160億円→192億円(前期は219億円)に20.0％上方修正し、減益率が27.2％減→12.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比20.9％減の108億円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比4.9％減の38.5億円に減り、売上営業利益率は前年同期の6.0％→5.5％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　業績予想の策定にあたり、新型コロナウイルス感染症の影響により特に上半期に需要が落ち込み、下半期以降は緩やかに回復することを前提としております。この前提に大きな変化はありませんが、主に日本及び北米で自動車・建材市場の需要が想定よりも早く回復していること、またライフサイエンス事業において上半期は想定以上に好調に推移したことなどから、各利益が当初予想を上回る見込みとなりましたので、前回公表値（2020年８月12日）を上方修正いたしました。なお、2020年10月から2021年３月までの期間における為替レートは、「１ＵＳドル＝107円、１ユーロ＝119円」と想定しています。(注)上記の業績予想値は、本資料の発表日現在において当社が入手している情報に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。