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前週末25日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2024/10/28 05:30

ジェリビンズ <3070>  115円 (+18円、+18.6%) 一時ストップ高

 ジェリービーンズグループ <3070> [東証G]が5日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。25日朝方、格闘家の朝倉未来氏がオーナーを務める化粧品の開発製造、販売を行うMAKE BEAUTURE(メイクビューチャー、東京都千代田区)と戦略的業務提携を締結したと発表した。顧客の相互送客やメイクビューチャー商品のドラッグストア向け流通などを進める。これが材料視されたようだ。

ベースフード <2936>  476円 (+62円、+15.0%) 一時ストップ高

 ベースフード <2936> [東証G]が3日続急騰、一時ストップ高となった。メルコホールディングス <6676> [東証S]社長の牧寛之氏によるベースフード株の買い増しが続いており、需給面を含めて思惑視されたようだ。24日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書によると、牧寛之氏の保有割合は15.88%から19.08%と一段と上昇した。報告義務発生日は24日。市場内で株式を取得している。保有目的の項目では、主要株主として長期安定保有する方針を示している。

CaSy <9215>  906円 (+86円、+10.5%) 一時ストップ高

 CaSy <9215> [東証G]が急反騰、一時ストップ高となった。24日取引終了後、ワタキューホールディングス(京都市下京区)と合弁会社を設立すると発表した。高齢者に対する家事代行サービスなどを中心とした総合的なサービスプラットフォームの構築を目指す。出資比率はワタキューHDが87%、CaSyが13%。これが材料視されたようだ。

能美防災 <6744>  3,075円 (+274円、+9.8%)

 東証プライムの上昇率トップ。能美防災 <6744> [東証P]が続急伸。今月に入ってから2800円を軸とするもみ合いを続けていたが、満を持してここを上放れる動きをみせた。セコム系列の防災機器大手だが、豊富な受注残を反映し足もとの収益の伸びが顕著となっている。24日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の1208億から1300億円(前期比10%増)へ90億円あまりの大幅上乗せとなり、営業利益も121億円から140億円(同20%増)に増額している。これをポジティブ視する買いを呼び込んだ。

モバファク <3912>  886円 (+55円、+6.6%)

 モバイルファクトリー <3912> [東証S]が続急伸。25日午後1時ごろ、株主優待制度を新設すると発表した。1000株以上を1年以上継続保有している株主を対象として、3月末・9月末を基準日にデジタルギフトを各1万円分(年間合計2万円分)贈呈する。初回基準日は2026年3月。これを好感した買いを集めた。あわせて、24年12月期連結業績予想について売上高を35億7000万円から32億7600万円(前期比2.8%減)へ、営業利益を10億6000万円から10億1100万円(同7.0%増)へ下方修正すると発表した。主力の位置情報連動型ゲーム「駅メモ!(ステーションメモリーズ!)」で移動系アイテムが好調な一方、レイドイベントが不調だったため。

東リ <7971>  385円 (+16円、+4.3%)

 東リ <7971> [東証S]が大幅続伸。25日午後2時ごろに4-9月期連結業績予想の修正を発表。売上高を475億円から474億円(前年同期比2.0%増)へ小幅に下方修正した一方、営業利益を7億円から10億1000万円(同22.5%減)へ上方修正した。これが好感された。新設住宅着工戸数の減少を背景に販売数量が想定を下回ったことが売上高を押し下げる。利益面では販売価格の底上げと製造原価低減の取り組みが奏功し、従来予想を上回る見通しとなった。

ワタミ <7522>  960円 (+36円、+3.9%)

 東証プライムの上昇率4位。ワタミ <7522> [東証P]が大幅続伸。25日午前11時ごろ、米ファストフードチェーン大手のサブウェイとマスターフランチャイズ契約を締結し、日本法人である日本サブウェイの持ち分を取得して子会社化すると発表した。契約期間は10年間。取得価額は非開示で、株式譲渡実行日は10月25日。この発表を手掛かりに買われた。

セブン工業 <7896>  485円 (+16円、+3.4%)

 セブン工業 <7896> [東証S]が大幅高。同社は24日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4-9月)の単体決算に関し、売上高が計画を1億3600万円上回る76億5400万円(前年同期比1.6%減)、最終損益が2200万円の赤字計画から一転、4200万円の黒字(前年同期は7億8500万円の赤字)で着地したようだと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。販売価格の適正化と原価低減、生産性向上に取り組んだことが奏功した。木構造事業における施設建築物件の工事が順調に進捗した影響も出たという。

エスプール <2471>  347円 (+11円、+3.3%)

 東証プライムの上昇率5位。エスプール <2471> [東証P]が大幅続伸。SBI証券が24日、エスプールの目標株価を460円から510円に増額修正した。投資判断は「買い」を継続している。人材アウトソーシング領域ではコロナ関連需要の反動減の影響を受けていたが、需要が緩やかながら回復に転じ、コールセンター向け派遣スタッフの退職超過も解消したと指摘。障がい者雇用支援領域の受注・販売も好調さを維持しているとの見方を示している。

信越ポリ <7970>  1,500円 (+47円、+3.2%)

 東証プライムの上昇率6位。信越ポリマー <7970> [東証P]が大幅続伸。24日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比2.4%増の547億3700万円、経常利益は同3.6%増の66億3300万円、最終利益は同0.6%減の45億8900万円となった。あわせて同社は配当予想を修正。9月30日を基準日とする中間配当を従来の予想から1円増額するとともに、期末配当予想を1円増額し25円とした。年間配当予想は50円(前期比4円増配)となる。更に、取得総数50万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.61%)、取得総額9億円を限度とする自社株買いの実施も公表した。株主還元姿勢とともに、7-9月期において最終利益は微増益となったことも加わって、買いを誘う要因となったようだ。電子デバイス事業では自動車向けが堅調に推移。自動車以外では液晶接続用コネクターや検査用コネクターが回復し、増収増益となった。精密成形品事業では、OA機器用部品がプリンターの需要で底堅く、複合機の交換需要も高まり2ケタの増収増益となった。

DMS <9782>  1,680円 (+47円、+2.9%)

 ディーエムエス <9782> [東証S]が5日続伸。24日の取引終了後、25年3月期の経常利益(非連結)が11億6600万円(前期比17.3%減)になりそうだと発表。従来予想の10億円から上方修正する形となり、これが好材料視されたようだ。4-9月期において、主力のダイレクトメール事業で既存顧客の取引窓口の拡大や新規受注を促進し、売上高が堅調に推移したことに加え、内製化を進めたことなどを反映した。併せて、今期の年間配当を従来計画の75円から86円(前期は79円)に増額修正。配当利回りが5%超に上昇したことも評価材料となった。同社は27年3月期までの3年間、配当性向60%を目標としている。

SEHI <9478>  292円 (+7円、+2.5%)

 SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ <9478> [東証S]が反発。24日の取引終了後、取得総数45万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.6%)、取得総額1億2000万円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことが、株価の支援材料となったようだ。取得期間は10月25日から11月29日まで。加えて、同社は25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.3%減の36億600万円、最終利益は同16.4%減の3億1900万円だった。出版事業ではオンライン広告市場の低迷やコストの上昇などを背景に減益となった。同社は10月24日に100万株の自己株消却を完了したことも発表した。

いよぎんHD <5830>  1,415.5円 (+30円、+2.2%)

 東証プライムの上昇率8位。いよぎんホールディングス <5830> [東証P]が5日ぶり反発。24日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結業績に関し、純利益がこれまでの予想を65億円上回る295億円(前年同期比19.3%増)で着地したようだと発表した。減益予想から一転、最終増益となることから、これを評価した買いが株価の支えとなったようだ。相場状況を踏まえた有価証券の売買を機動的に実施したことが奏功した。9月中間期の経常収益は予想を10億円上回る1210億円(同21.3%増)、経常利益は予想を95億円上回る425億円(同13.6%増)で着地する格好となったという。

池田泉州HD <8714>  328円 (+6円、+1.9%)

 東証プライムの上昇率9位。池田泉州ホールディングス <8714> [東証P]が5日ぶり反発。25日午後2時、25年3月期の連結業績予想の修正について発表。純利益の見通しを19億円増額して129億円(前期比18.6%増)に引き上げた。加えて、年間配当予想を2円50銭増額して15円(前期比2円50銭増配)に見直しており、好感されたようだ。上期(4-9月)は営業経費と与信関連費用が想定を下回った。上期の業績上振れ分を通期の予想に反映した。

ジャフコG <8595>  1,957.5円 (+33.5円、+1.7%)

 ジャフコ グループ <8595> [東証P]が5日ぶり反発。25日正午、25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比85.3%増の159億9700万円、最終利益は同2.0倍の46億9300万円となった。直近3ヵ月間の7~9月期の最終利益は同2.4倍と増益基調を加速した。株価は直近で調整色を強めていたこともあって、見直し買いを誘う形となったようだ。9月中間期ではグループの投資先の新規IPOは3社あった。IPOによる株式売却益とともに、同社ファンドを組み入れた投資信託を野村アセットマネジメントとの共同で開発し、提供を開始したことに伴い、投信への持ち分譲渡による影響もあって、キャピタルゲインが増加した。

24セブン <7074>  181円 (+3円、+1.7%)

 トゥエンティーフォーセブン <7074> [東証G]が上伸。24日取引終了後、24年11月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これが好感された。毎年11月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて1万~5万円分のクーポンを贈呈する。クーポンは同社運営のジムや、同社も一員の、英会話教室や学習塾などを展開するNOVAグループの各業態店舗で利用できる。

ビーマップ <4316>  418円 (+5円、+1.2%)

 ビーマップ <4316> [東証G]が4日ぶり反発。24日の取引終了後、映像制作やイベント企画・運営を手掛けるアクティ(福岡市)の株式を取得し、同社を持ち分法適用関連会社化すると発表しており、これが好感されたようだ。両社は、視聴者が「番組を一緒に見てくれる人」をWEB上で選択して、WEB経由でその「番組を一緒に見てくれる人」が繰り広げる解説や応援コメントなどと共にテレビ番組を楽しめるサービス「いっしょ見」を立ち上げることに合意。アクティが同事業運営費用の一部に充当するために実施する第三者割当増資に応じるという。

宮越HD <6620>  1,758円 (+17円、+1.0%)

 宮越ホールディングス <6620> [東証P]が反発。東京証券取引所が25日付で宮越HDの株式を貸借銘柄に選定した。流動性が向上すると期待した投資家の買いが入ったようだ。朝方の買いが一巡した後は、目先の利益を確定する目的の売りが出て一時下げに転じる場面があったものの、下値を拾う動きもあり持ち直している。なお、同社は25日午前9時に、中国・深セン市における「ワールド・イノベーション・センター」(仮称)プロジェクトに関し、先行して進める皇冠01-01区画の建設指標の規劃数値に基づき、設計契約などの締結が完了したと開示している。

※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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