サイバネットが続伸、ＮＳＷとＰＤＭシステムの販売代理店契約を締結

　サイバネットシステム<4312.T>が続伸。３０日の取引終了後、ＮＳＷ<9739.T>とＰＤＭ（製品情報管理）システムの販売代理店契約を締結し、電気設計用ＰＤＭシステム「Ｍ－ＳｅｅＣ２（エム・シーク・ツー）Ｐｏｗｅｒｅｄ　Ｂｙ　Ｂａｓｅ－Ｒｉｇｈｔ」を６月から販売すると発表しており、業績への寄与を期待した買いが入っている。

　「Ｍ－ＳｅｅＣ２」は、従来のＰＤＭシステムと異なり、ライセンス体系を見直し、電気ＣＡＤとの有機的な連携をはじめ、本当に必要な機能を充実させることで、初期費用を抑え、さらに追加コストの発生を抑えた電気設計用のＰＤＭシステム。電子機器開発の設計現場では、設計情報（ＣＡＤデータやドキュメント）や部品情報の管理にかかるリソースを削減し、手作業によるミスや手戻りを防ぐため、ＰＤＭシステムの導入が進んできたが、既存の大規模ＰＤＭシステムは初期導入時に数千万から１億円程度かかり、導入後もカスタマイズ費用やユーザー数増加による追加ライセンス費用の発生、保守費用の増加などの追加負担が重荷となっていたことから、これの解消に貢献するとしている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）