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児玉化 Research Memo(3):2021年3月期上期は営業利益確保、事業構造改革による収益改善効果が貢献(1)

配信元:フィスコ
投稿:2020/12/09 15:13
■業績動向

1. 2021年3月期第2四半期累計の業績概要
児玉化学工業<4222>の2021年3月期第2四半期累計業績については、売上高が5,992百万円(前年同期比32.9%減)、営業利益が21百万円(同30.4%減)、経常損失が69百万円(前年同期は74百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が11百万円(同241百万円の損失)となった。

コロナ禍の影響により減収となったものの、営業黒字を確保し、その他項目の損失幅を縮小できたことは特筆できる。これは、幅広い範囲において事業構造改革を進めたことが大きな要因だ。なお、海外子会社については収益の計上が3ヶ月遅れとなるため、海外事業の回復が進んでいることを踏まえれば2021年3月期第3四半期以降は更なる上積みが見込めると弊社では見ている。

セグメント別業績概要は以下のとおり。

自動車部品事業の売上高は3,208百万円(前年同期比41.6%減)、セグメント損失は200百万円(前年同期は173百万円の利益)となった。国内自動車部門においては、コロナ禍により第1四半期は顧客の操業縮小・停止が続いていたものの、第2四半期は7月を底とし8月からの販売の回復傾向が鮮明になっている。海外自動車部門では、タイの子会社がコロナ禍により自動車生産が大幅に落ち込み、売上高は減少したものの、国内同様に8月から回復基調となっており、新規受注も増えているようだ。なお、海外については決算期に3ヶ月の差異があるため、その回復の効果は第3四半期以降に反映される。利益面については、生産拠点の再構築、新規設備の導入など生産効率化を進めた効果が本格的に出始め、利益率が改善した。

住宅設備・冷機部品事業の売上高は2,369百万円(前年同期比23.7%減)、セグメント利益は163百万円(同171.9%増)となった。国内住宅設備部門においては、コロナ禍の影響は軽微であったもののオフィス設備需要減により空調製品関係が低調に推移し、減収となった。しかし、事業構造改革として生産性の向上、不採算製品の改善を進めたことで、大幅な増益となった。

エンターテイメント事業の売上高は415百万円(前年同期比26.9%増)、セグメント利益は39百万円(同63.7%増)となった。コロナ禍による外出自粛等の影響もあり、ゲームソフトパッケージの需要が引き続き増加した。

コロナ禍の影響を大きく受けるなかで営業増益を確保した理由としては、事業構造改革の進展を挙げることができる。キャパシティがオーバーしていた西湘工場の生産の一部を余裕のある埼玉工場に移管したことで、生産効率が向上し、また、外部倉庫代や運賃などのコストを大幅に削減できた。さらに、本社部門においても業務の合理化、事務所移転等によるコスト削減を進めたことで、収益性が改善された。

2. 2021年3月期の業績見通し
2021年3月期通期の業績見通しについては、売上高が12,900百万円(前期比27.8%減)、営業利益が200百万円(同8.9%増)、経常利益が50百万円(前期は14百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が50百万円(同471百万円の損失)を見込んでいる。コロナ禍の影響で減収となるものの、事業構造改革の成果により各利益は黒字転換する見込みだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)


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配信元: フィスコ
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