ＪＳＲは小動き、３Ｄプリンター用フィラメント材料「ＦＡＢＲＩＡＬ」を発表も反応限定的

　ＪＳＲ<4185.T>は小動き。１９日に、３Ｄプリンター用フィラメント材料として、独自のポリマー技術を生かして開発した「ＦＡＢＲＩＡＬ（ファブリアル）」シリーズを上市すると発表したが、市場の反応は限定的。フィラメントとは、３Ｄプリンターの方式の中で熱溶解積層方式に使用する樹脂材料。３次元的に製造する方法としては、解積層、光造形、粉末固着、粉末焼結、インクジェット、さらに切削加工などの方式があるが、その中で、熱溶解積層方式の３Ｄプリンター向けのフィラメント材料として、新製品を投入する。
　第１弾としては、現在市場から強く求められているポリ乳酸（ＰＬＡ）系で強靭さを高めた材料ＦＡＢＲＩＡＬ　Ｐシリーズの販売を開始するという。今後は柔軟な材料から強度の高い材料までなど、様々な用途の課題に応えられるようにラインアップを揃えていく方針。なお、１月２８日から東京ビッグサイトで開催される「３Ｄ　Ｐｒｉｎｔｉｎｇ　２０１５」で、同製品を紹介するという。

ＪＳＲの株価は９時４５分現在１９３０円（▼１３円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）