ＪＳＲ、今期最終を16％下方修正

　ＪＳＲ <4185> が5月11日大引け後(16:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の320億円の黒字→270億円の黒字(前期は551億円の赤字)に15.6％下方修正した。
　なお、4-9月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１． 非継続事業の分類本日お知らせしました「当社のエラストマー事業の会社分割（吸収分割）及び承継会社の株式譲渡（子会社の異動）に関するお知らせ」のとおり、当社のエラストマー事業を当社の子会社として新たに設立する日本合成ゴム分割準備株式会社に吸収分割の方法により承継させた上で、当該承継会社の全株式をENEOS株式会社に譲渡することを決定し、本日付で、ENEOS株式会社との間で株式譲渡契約書を締結いたしました。これにより、2022年3月期第1四半期よりエラストマー事業を非継続事業に分類し、売上収益、コア営業利益、営業利益は継続事業の金額として表示いたします。一方で、当期利益、親会社の所有者に帰属する当期利益、基本的1株当たり当期利益については、非継続事業の損益を含んだ金額を表示しております。２． 通期業績予想の修正の理由上述の日本合成ゴム分割準備会社の会社分割、ENEOS株式会社との株式譲渡契約書に基づくエラストマー事業の譲渡、同じく本日お知らせしました「持分法適用会社の異動に関するお知らせ」に基づく持分法適用会社である錦湖ポリケム株式会社の合弁契約解消、及びその他エラストマー事業構造改革費用の影響の見通しを非継続事業の損失として通期業績予想に反映させました。(注)上記の予想は、現在入手可能な情報による判断および仮定に基づき作成したものであります。実際の業績は、その情報の不確実性のほか、今後の経済情勢、市場動向、株価・為替動向等の状況変化により予想数値と異なる可能性があります。又、会社分割時における資産、負債の状況によっては損益への影響が変動する可能性があります。