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<動意株・4日>(大引け)=ヤマシナ、カネカ、浜井産など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/12/04 15:02
<動意株・4日>(大引け)=ヤマシナ、カネカ、浜井産など  ヤマシナ<5955.T>=後場急伸。同社はきょう、インドIT大手のテックマヒンドラとインフラなどを管理するシステムの研究開発と提案を行うことで合意したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。今回の合意は、公共インフラや工場などのニーズを満たし実現するための部品開発、システム開発と提案を推進することが主な目的。テックマヒンドラが持つ5Gなどのネットワーク技術やITシステムの構築、センサーなどの開発力と、ヤマシナの部品開発力を融合させ、クルマやインフラ、工場などに提案できる、部品も含めた革新的な管理システムを研究開発するとしている。

 カネカ<4118.T>=4日続伸。同社はきょう、米INOVIOが開発を進めている新型コロナウイルスに対するDNAワクチン「INO-4800」の原薬製造をグループ会社のカネカ・ユーロジェンテックが受託すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。INOVIOは米国国防総省からの資金支援を受けて実用化に向けた第2相および第3相試験を計画しており、全世界へ数億回分の供給を目指しグローバルな製造体制の構築を急いでいる。カネカ・ユーロジェンテックは、プラスミドDNA(大腸菌などの細菌や酵母の核外に存在し、細胞分裂によって娘細胞へ引き継がれる環状DNA分子の総称)の世界トップクラスの技術やGMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)製造設備を保有していることが、今回の受託につながったとしている。

 浜井産業<6131.T>=年初来高値更新。世界半導体市場の拡大が顕著となるなか、その設備投資に関連する銘柄に対する物色の流れが先鋭化している。同社はラップ盤(研磨機)を主力とし、半導体シリコンウエハーの重要拡大の恩恵を受けている。21年3月期は営業利益段階で前期比37.5%減の2億6000万円を見込んでいるが、20年4~9月期時点で前年同期比96%増の3億3700万円に達しており、通期見通しの大幅上振れが期待できる状況にある。

 三櫻工業<6584.T>=急動意。13%高で一気に800円台に乗せる場面があった。ここ、世界的な電気自動車(EV)シフトの動きを背景に世界的に関連銘柄が買われる展開となっているが、そのなか、東京市場ではEVの基幹部品で動力源でもある2次電池メーカーやモーター製造会社への攻勢が目立つ。同社は出資先の米ソリッドパワーが全固体電池を開発・出荷していることでポストリチウムイオン電池を担う次世代電池の関連最右翼に位置している。このほか東京工業大学と新型熱電発電素子の連続発電試験に成功するなどの実績があり、同分野での研究開発に期待が大きい。

 セレス<3696.T>=急反発し年初来高値を更新。3日の取引終了後、ライブ配信拡張ツール「Doneru(どねる)」などの運営を行うZEROUM(東京都渋谷区)と資本・業務提携したと発表しており、これが好感されている。ZEROUMは、「Doneru」の開発・運営のほか、バーチャルYouTuber特化型事務所「LUMILIA(ルミリア)」の運営やライブ配信メディア「ライブトレンド」の運営などを手掛ける。今回の提携により、セレスが運営するポイントサイト「モッピー」とのポイント連携準備が進行中で、Doneruでモッピーポイントを使った投げ銭(ドネる)が、来年以降可能になる予定という。またLUMILIAにおいて、セレスのインフルエンサーマーケティングノウハウを活用し、バーチャルYouTuber特化型事務所として更なる事業強化を行う予定としている。

 ミナトホールディングス<6862.T>=反発。同社は3日取引終了後、太陽誘電<6976.T>と販売代理店契約を締結することを発表した。ミナトHDは半導体のメモリーモジュールなどを主力とする電子機器メーカーだが、太陽誘電の電子部品やソリューションシステムなどの販売を、メモリー製品を取り扱うサンマックス・テクノロジーズをはじめとするグループ各企業が行うことで、今後の収益貢献が期待される状況となった。これをポジティブ視する買いを引き寄せている。

 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ
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