大陽日酸が１９年３月期業績予想と中期計画目標数値を上方修正

　大陽日酸<4091.T>がこの日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、売上高を６７００億円から７３５０億円（前期比１３．７％増）へ、営業利益を６４５億円から６７０億円（同１１．９％増）へ、純利益を４００億円から４１０億円（同１６．２％減）へ上方修正した。

　欧州ガス事業が新たに加わったことに加えて、米国ガス事業でバルクガスや金属加工向けハードグッズの売り上げが好調に推移していることが寄与する見通し。なお、営業利益から非経常的な要因により発生した損益を除いたコア営業利益も６４０億円から６６５億円（同１０．８％増）へ上方修正した。

　また、２１年３月期を最終年度とする中期経営計画の目標数値を売上高８０００億円から９１００億円へ、コア営業利益を７６０億円から１０００億円へ上方修正した。米プラクスエアの欧州事業の一部を買収したことに加えて、独リンデ・グループが米国で展開するＨｙＣＯ事業の一部を買収することで手続きを進めており、これらを考慮したという。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１８年４～１２月）決算は、売上高５１８０億３０００万円（前年同期比９．９％増）、営業利益４４６億９３００万円（同３．４％減）、純利益２７２億３４００万円（同３１．９％減）だった。

出所：minkabuPRESS