セ硝子、前期最終を一転赤字に下方修正

　セントラル硝子 <4044> が4月1日朝(08:50)に業績修正を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の25億円の黒字→380億円の赤字(前の期は12.3億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の85億円→95億円(前の期は47.4億円)に11.8％上方修正し、増益率が79.0％増→2.0倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4.3億円の赤字→409億円の赤字(前年同期は32.2億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、概ね前回発表に沿った水準で推移し、中国市場における電解液の増加などにより、前回発表を上回る見込みとなりました。営業利益につきましては、全世界的な原燃材料価格の高騰などにより前回発表を下回る見込みとなりました。また、経常利益につきましては、円安に伴う為替差益、設備及び貯蔵品売却益などが増加し、前回発表を上回る見込みとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、経常利益の増加、及び上記「１．特別利益（投資有価証券売却益）の計上について、２．特別損失（株式譲渡損失引当金繰入額）の計上について」の影響などを織込み、業績予想数値を見直しております。　期末配当予想につきましては、2021年11月1日に公表しました1株当たり37.5円から変更はありません。※上記の予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。