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ダブルスタンダードのニュース
<4324> 電通グループ 4200 -348大幅続落。前日に上半期決算を発表、営業利益は215億円で前年同期比67.9%減となり、通期予想は従来の1543億円から1265億円に下方修正した。4-6月期は43億円の赤字に転じるなど急失速。減損損失の計上もあったが、販管費の増加などで調整後営業利益も同37.5%減の228億円となった。日本を除いた各国でオーガニック成長率が低調推移となるなど、先行きへの懸念も残る状況とみられる。
<6361> 荏原製 6786 +426大幅反発。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は338億円で前年同期比24.2%増となっている。第1四半期の同7.7%増に対して、4-6月期は同42.3%増と増益幅は拡大へ。通期予想の710億円、前期比0.6%増は据え置きも、精密・電子機器事業を下方修正する一方で、エネルギー事業を上方修正している。半導体市場に対する警戒感が強まる状況下での通期予想据え置きに安心感が先行へ。
<7762> シチズン 880 -83大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は55.4億円で前年同期比0.9%減益となっている。据え置きの上半期計画126億円、同2.0%増と比較して大きなサプライズはないものの、時計事業におけるインバウンド需要への期待感などから、決算期待が足元で高まっていたもよう。時計事業は増収増益となっているが、工作機械事業が海外中心に伸び悩み、重しとなる形に。
<4480> メドレー 5490 +700ストップ高。前日に上半期決算を発表、営業利益は24.2億円で前年同期比90.3%増と大幅増益になっている。通期予想は従来の16.3億円から22.5億円、前期比74.4%
増に上方修正。主に人材プラットフォーム事業が好調に進捗しているほか、予備費用を含めた販管費が計画を下振れる見込みであるもよう。なお、同社の業績は入職者が増える4月に偏重する傾向にある。
<3962> チェンジHD 2033 +169大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は7.2億円で前年同期0.2億円の赤字から黒字転換。上半期目標の5億円を超過する状況となっている。税引前利益は11.4億円で4-6月期としては過去最高を大きく更新している。前期までの先行投資が続々と収穫期に突入してきているもよう。株価は足元で安値圏推移となっており、見直しの動きが急速に進む格好へ。
<6619> WSCOPE 1158 -174急落。前日に上半期決算を発表、経常利益は32.4億円で前年同期比8.0%減となっているが、10日に従来の21億円計画から上方修正しており、サプライズは限定的。通期予想の46億円、前期(12か月分)比44.5%減は据え置き。上半期上方修正や高い進捗率から引き上げの期待も多少はあったとみられ、出尽くし感にもつながる状況へ。なお、前日開催予定の説明会は23日に延期となっている。
<3661> エムアップ 1362 +212急騰。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は7.8億円で前年同期比29.2%増となった。通期予想の25億円、前期比20.5%増は現状据え置いたものの、業績の上振れが見込めるため、今後見直していくとしている。会員数の獲得が順調に進んでいるほか、電子チケットの取り扱いも好調に推移。さらに、会員規模の大きいファンクラブの開設なども発表予定で、複数の新規事業からの収益貢献も加算される見込みとしている。
<3660> アイスタイル 460 -37大幅反落。前日に23年6月期決算を発表、営業利益は8.2億円で前期4.5億円の赤字から黒字転換。ほぼ従来計画線上での着地に。繰延税金資産を計上したことで、純利益は従来計画1億円に対して2.8億円で着地した。一方、24年6月期営業利益は12億円で同46.8%増と大幅増益見通し。マーケティング支援事業がけん引すると見込む。
ただ、今期の大幅増益は想定線であり、株価の割高感も残る中で出尽くし感が先行。
<3925> Dスタンダード 1793 -500ストップ安比例配分。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は3.6億円で前年同期比42.2%減となり、通期予想23.5億円、前期比10.8%増に対して低調なスタートとなった。前年同期に高利益率案件が集中していたほか、基板事業への投資負担もかさんだ。また、主要取引先である大和リビングとの25年3月末での契約終了も発表。
売上高に占める割合は42.5%であったため、26年3月期以降の業績に不透明感も。
<6096> レアジョブ 1085 +150ストップ高比例配分。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2億円で前年同期比0.2億円から急拡大。据え置きの通期計画6億円、前期比2.6倍に対する進捗率も33%
に達している。ボーダーリンクによるALT派遣事業を開始したことで大幅な増収となったほか、リスキリング事業の利益率も向上しているもよう。業績の季節性はあるようだが、通期上振れが意識される形となっている。
<ST>
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