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パイプドHDのニュース
■要約
パイプドHD<3919>は純粋持株会社であるが、主要な連結子会社である(株)パイプドビッツは、自社製品である「SPIRAL(R)」というプラットフォーム(ミドルウェア)をクラウド型で提供するユニークなIT企業である。ナショナルクライアントをはじめとする大企業や中堅企業、中小SIer(システムインテグレーター)向けにプラットフォームの提供をするだけでなく、特定の業界(美容業界や建築業界など)向けに自社開発したアプリケーションの販売やそれを使った事業展開も行っている。
1. 2020年2月期の業績概要
2020年2月期は、売上高6,207百万円(前期比14.5%増)、営業利益1,390百万円(同252.9%増)、経常利益1,402百万円(同259.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益688百万円(同389.1%増)となった。前期までの先行投資(主に人材採用)の効果により、主力の情報資産プラットフォーム事業を中心に売上高が順調に伸びた一方で、新規採用の抑制を含めて経費の増加が一巡したことから収益性が大きく改善した。ただし、前期比では大幅増益となったものの、中期経営計画(3ヶ年)の最終目標である営業利益1,700百万円は下回った。なお、2020年2月期においては新型コロナウイルス感染症拡大の影響は受けていない。
2. 2021年2月期の業績見通し
2021年2月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けることは避けられず、見通しは不透明であるものの、同社は「第1四半期まで影響が継続する場合」と「第2四半期まで影響が継続する場合」の2つの前提で、売上高5,600~6,200百万円(前期比9.8%減~0.1%減)、営業利益700~1,200百万円(同49.7%減~13.7%減)、経常利益700~1,200百万円(同50.1%減~14.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益350~600百万円(同49.2%減~12.8%減)と幅を持たせてレンジで予想している。今後、状況がさらに変化した場合には、速やかに業績予想の修正を行う予定だ。なお、年間の配当金額は未定としているものの、配当性向30%は維持する方針だ。
3. 中期経営計画
2020年2月期をもって、前回の中期経営計画(3ヶ年)は終了した。最終目標である売上高7,300百万円、営業利益1,700百万円は未達となったが、この3年間での複合平均成長率(CAGR=Compound Average Growth Rate)は売上高で8.9%、営業利益で18.0%となった点は評価に値する。本来であれば、新しい中期経営計画2023が発表される予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で見送りとなった。同社は、「合理的な前提が立てられる段階になった時点で、改めて中期経営計画2023を発表する」としている。
■Key Points
・自社開発した「SPIRAL(R)」というプラットフォームを軸に事業展開
・2020年2月期の営業利益は前期比252.9%増と大幅増益を達成
・中期経営計画2023の発表は先送り、新型コロナウイルス感染症拡大が収束次第発表予定
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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パイプドHD<3919>は純粋持株会社であるが、主要な連結子会社である(株)パイプドビッツは、自社製品である「SPIRAL(R)」というプラットフォーム(ミドルウェア)をクラウド型で提供するユニークなIT企業である。ナショナルクライアントをはじめとする大企業や中堅企業、中小SIer(システムインテグレーター)向けにプラットフォームの提供をするだけでなく、特定の業界(美容業界や建築業界など)向けに自社開発したアプリケーションの販売やそれを使った事業展開も行っている。
1. 2020年2月期の業績概要
2020年2月期は、売上高6,207百万円(前期比14.5%増)、営業利益1,390百万円(同252.9%増)、経常利益1,402百万円(同259.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益688百万円(同389.1%増)となった。前期までの先行投資(主に人材採用)の効果により、主力の情報資産プラットフォーム事業を中心に売上高が順調に伸びた一方で、新規採用の抑制を含めて経費の増加が一巡したことから収益性が大きく改善した。ただし、前期比では大幅増益となったものの、中期経営計画(3ヶ年)の最終目標である営業利益1,700百万円は下回った。なお、2020年2月期においては新型コロナウイルス感染症拡大の影響は受けていない。
2. 2021年2月期の業績見通し
2021年2月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けることは避けられず、見通しは不透明であるものの、同社は「第1四半期まで影響が継続する場合」と「第2四半期まで影響が継続する場合」の2つの前提で、売上高5,600~6,200百万円(前期比9.8%減~0.1%減)、営業利益700~1,200百万円(同49.7%減~13.7%減)、経常利益700~1,200百万円(同50.1%減~14.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益350~600百万円(同49.2%減~12.8%減)と幅を持たせてレンジで予想している。今後、状況がさらに変化した場合には、速やかに業績予想の修正を行う予定だ。なお、年間の配当金額は未定としているものの、配当性向30%は維持する方針だ。
3. 中期経営計画
2020年2月期をもって、前回の中期経営計画(3ヶ年)は終了した。最終目標である売上高7,300百万円、営業利益1,700百万円は未達となったが、この3年間での複合平均成長率(CAGR=Compound Average Growth Rate)は売上高で8.9%、営業利益で18.0%となった点は評価に値する。本来であれば、新しい中期経営計画2023が発表される予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で見送りとなった。同社は、「合理的な前提が立てられる段階になった時点で、改めて中期経営計画2023を発表する」としている。
■Key Points
・自社開発した「SPIRAL(R)」というプラットフォームを軸に事業展開
・2020年2月期の営業利益は前期比252.9%増と大幅増益を達成
・中期経営計画2023の発表は先送り、新型コロナウイルス感染症拡大が収束次第発表予定
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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