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パスのニュース
~ぬるぬるした多糖類を分泌する紅い微細藻類にも対応可能~
パス株式会社(東京都渋谷区: 東証スタンダード市場 コード番号3840)の連結子会社である株式会社アルヌール(東京都渋谷区、以下、アルヌール)は、東京都内のR&Dセンターにおいてビニールバッグによる単細胞紅藻類チノリモの室内培養に成功したことをご報告いたします。

図1 チノリモ培養の経過写真
アルヌールでは、これまで微細藻類の特性を最大限に引き出す培養技術の開発を行ってまいりました。ビニールバッグの培養装置を用いた第4回目の報告となる今回は、ぬるぬるとした多糖類を分泌する微細藻類、チノリモ(ポルフィリディウムPorphyridium purpureum)の安定した高濃度培養を実現しました。チノリモは海産の単細胞紅藻であり、培養には人工海水を用いています。本種は、ごく微量の種株からでも労力をかけずに高濃度培養が可能です(図1)。増殖した赤い細胞は、窒素欠乏の状態になると時間の経過とともに培養液中に多糖類を分泌し、培養期間が進むにつれて培養液が粘性を帯びるようになります(図2、図3)。この硫酸化された多糖類は、医薬・化粧品用途などでの応用も期待されており、今後の生産技術の確立に向けた有用な成果といえます。
今後は他の微細藻類についても培養を行い、当社技術によって本培養装置を様々な藻類培養にマルチに対応できる培養装置であることをお示ししてまいります。

図2 チノリモの顕微鏡写真

図3 チノリモ培養後の細胞外多糖類
◆ 培養技術・抽出精製技術の提供
人々のくらしをよりよくする微細藻類のポテンシャルについては、現在においても未開発な領域が多く残されています。アルヌールでは経験豊富な研究員が先進的な技術を駆使して日々研究開発を行っています。新事業開発、光合成によるCO2(二酸化炭素)の固定及び削減、新原料、新飼料、バイオ肥料、バイオ医療研究、藻類バイオマスのエネルギー利用、バイオ燃料など新たな産業の開発や研究に取り組む自治体、企業、大学等への販売と技術提供により持続可能な社会の実現を目指してまいります。
アルヌールでは下記のような技術の提供を行っております。お気軽にお問い合わせください。
《微細藻類の屋内培養・培養条件検討の受託、培養装置の導入支援、培養技術提供、バイオリアクターの販売、培養藻類内容物の抽出・精製方法の研究など》
■株式会社アルヌールについて https://www.alnur.jp/
会 社 名:株式会社アルヌール
本 社:東京都渋谷区神宮前六丁目17番11号 JPR原宿ビル
R&Dセンター:東京都豊島区高田一丁目25番3号
事 業 概 要:
微細藻類の培養装置及びそのオペレーションノウハウを基幹技術とした、バイオメディカル・
ヘルスケア分野及びCO2削減等環境分野における研究・開発及びその技術提供、関連商品販売
海藻の一種である「カギケノリ」の力で、日本の畜産と漁業を未来へとつないでいく環境プロジェクト「Kaginowa」運営 https://kaginowa.com/
パス株式会社(東京都渋谷区: 東証スタンダード市場 コード番号3840)の連結子会社である株式会社アルヌール(東京都渋谷区、以下、アルヌール)は、東京都内のR&Dセンターにおいてビニールバッグによる単細胞紅藻類チノリモの室内培養に成功したことをご報告いたします。

図1 チノリモ培養の経過写真
アルヌールでは、これまで微細藻類の特性を最大限に引き出す培養技術の開発を行ってまいりました。ビニールバッグの培養装置を用いた第4回目の報告となる今回は、ぬるぬるとした多糖類を分泌する微細藻類、チノリモ(ポルフィリディウムPorphyridium purpureum)の安定した高濃度培養を実現しました。チノリモは海産の単細胞紅藻であり、培養には人工海水を用いています。本種は、ごく微量の種株からでも労力をかけずに高濃度培養が可能です(図1)。増殖した赤い細胞は、窒素欠乏の状態になると時間の経過とともに培養液中に多糖類を分泌し、培養期間が進むにつれて培養液が粘性を帯びるようになります(図2、図3)。この硫酸化された多糖類は、医薬・化粧品用途などでの応用も期待されており、今後の生産技術の確立に向けた有用な成果といえます。
今後は他の微細藻類についても培養を行い、当社技術によって本培養装置を様々な藻類培養にマルチに対応できる培養装置であることをお示ししてまいります。

図2 チノリモの顕微鏡写真

図3 チノリモ培養後の細胞外多糖類
◆ 培養技術・抽出精製技術の提供
人々のくらしをよりよくする微細藻類のポテンシャルについては、現在においても未開発な領域が多く残されています。アルヌールでは経験豊富な研究員が先進的な技術を駆使して日々研究開発を行っています。新事業開発、光合成によるCO2(二酸化炭素)の固定及び削減、新原料、新飼料、バイオ肥料、バイオ医療研究、藻類バイオマスのエネルギー利用、バイオ燃料など新たな産業の開発や研究に取り組む自治体、企業、大学等への販売と技術提供により持続可能な社会の実現を目指してまいります。
アルヌールでは下記のような技術の提供を行っております。お気軽にお問い合わせください。
《微細藻類の屋内培養・培養条件検討の受託、培養装置の導入支援、培養技術提供、バイオリアクターの販売、培養藻類内容物の抽出・精製方法の研究など》
■株式会社アルヌールについて https://www.alnur.jp/
会 社 名:株式会社アルヌール
本 社:東京都渋谷区神宮前六丁目17番11号 JPR原宿ビル
R&Dセンター:東京都豊島区高田一丁目25番3号
事 業 概 要:
微細藻類の培養装置及びそのオペレーションノウハウを基幹技術とした、バイオメディカル・
ヘルスケア分野及びCO2削減等環境分野における研究・開発及びその技術提供、関連商品販売
海藻の一種である「カギケノリ」の力で、日本の畜産と漁業を未来へとつないでいく環境プロジェクト「Kaginowa」運営 https://kaginowa.com/
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