アドソル日進、前期経常を1％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額

　アドソル日進 <3837> が4月17日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。19年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の10億円→10.1億円(前の期は8.5億円)に1.0％上方修正し、増益率が16.7％増→17.9％増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の4.8億円→4.9億円(前年同期は4.3億円)に2.1％増額し、増益率が9.8％増→12.1％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の26円→27円(前の期は21円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上面では、社会インフラ事業における電力・ガスのエネルギー分野、及び先進インダストリー事業における次世代自動車（先進EVや自動運転など）を中心に堅調に推移したことから、前回発表予想を上回る見込みです。　利益面では、開発環境の整備・拡充や研究開発（AI、IoT）等の積極的な投資を行いましたが、増収効果に加え、IoTセキュリティ等の当社独自ソリューションが堅調に推移しており、前回発表予想を上回り、過去最高利益を更新する見込みです。　なお、当期純利益は、法人税等の良化による改善が見込まれるため、前回発表予想を上回る見込みです。

　　当社は、持続的成長と企業価値向上を持続させる為の積極的な戦略投資を図ると共に、業績に裏付けられた成果配分を利益還元方針としており、配当性向は、「35％以上」を目指すこととしております。　「業績予想の修正」欄において記載の通り、過去最高利益を更新する見込みです。　この当期純利益の見込み額、及び配当性向方針を踏まえると共に、日ごろの株主の皆様へのご支援にお応えする為に、このたび、期末の配当を、2月15日に公表した修正予想の15円（４円増配）から、更に「１円増配」し、「16円」といたしました。これにより、平成31年３月期の年間の配当額は「27円（前期比＋６円）」となる見込みです。　尚、本件につきましては、本年６月開催予定の定時株主総会に付議する予定です。