ｅＢＡＳＥが大幅４日続落、商談の遅延や停滞発生し２２年３月期業績は計画下振れ

　ｅＢＡＳＥ<3835.T>が大幅安で４日続落している。前週末８日の取引終了後、集計中の２２年３月期連結業績について、売上高が４５億円から４３億５２００万円（前の期比１．２％増）へ、営業利益が１２億５０００万円から１０億７２００万円（同１１．５％減）へ、純利益が８億８０００万円から７億５４００万円（同１３．２％減）へ下振れて着地したようだと発表しており、これが嫌気されている。

　２２年１月からの新型コロナウイルスの感染再拡大により、顧客担当者の出勤制限などによる商談や検収業務の遅延及び停滞が発生したことに加えて、第３四半期までに納品・検収済みの一部の大型案件での想定外の高負荷対応に追われ、その影響から次案件の商談が遅延したことが響いた。

　同時に、上限を５０万株（発行済み株数の１．０９％）、または３億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は４月１１日から８月３１日までで、経営環境の変化に応じた機動的な資本政策及び従来の配当性向を維持しながら、より高い水準での株主還元を図ることを目的としている。

出所：MINKABU PRESS