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*10:05JST 朝日ネット:2025年3月期第2四半期は増収増益、営業利益は過去最高更新
ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)事業者である朝日ネット<3834>は、個人または法人を対象にインターネット接続サービス及びインターネット関連サービスの提供を行っており、インターネット接続サービスとインターネット関連サービスの2つのサービス区分で事業を展開している。インターネット接続サービスでは、ASAHIネットブランドでFTTH接続サービス、モバイル接続サービスなどを提供しているほか、VNO事業者(電気通信事業者)向けにVNE「v6 コネクト」の提供を行っている。その他、インターネット接続サービスに必要なルーター等の通信機器の提供なども手掛ける。一方、インターネット関連サービスでは、クラウド型教育支援サービス「manaba」の開発・販売・サポートを手掛けているほか、インターネット接続サービスに付随する独自ドメインサービスやセキュリティーサービスなどを提供している。同社の主力サービスであるASAHIネットの特徴としては、法人顧客の割合が高いことから退会率を低く抑制できていることなどが挙げられる。同サービスはストック型ビジネスであり、低い退会率が安定成長につながっている。
2025年3月期第2四半期の累計業績は、売上高が前年同期比7.5%増の6,496百万円、営業利益が同50.1%増の1,265百万円となった。営業利益は同期間として過去最高を更新した。売上に関しては、インターネット接続サービスが前年同期比9.0%増の5,824百万円と増収になったことが寄与した。VNE「v6 コネクト」、ISP「ASAHIネット」共に好調で、VNE「v6 コネクト」では、提携事業者との取り扱い通信量が増加したこと、ISP「ASAHIネット」では、営業チャネルを通じた営業活動を強化したことなどを受け契約数が増加したことなどが業績の拡大に寄与した。また、2024年2月に「固定IPアドレスオプション」のリニューアルを実施したのと同時に、ASAHIネットの価格改定も実施しており、販売価格の値上げもトップラインを押し上げた。営業利益に関しては、価格改定などによって売上高を拡大させるなかで、原価率の低減を推進したことなどが寄与し過去最高を更新した。
2025年3月期の業績は、売上高で前期比4.8%増の12,800百万円、営業利益で同12.0%増の2,200百万円を見込んでいる。上半期終了時点の業績予想に対する進捗率は、売上高が50.7%、営業利益が57.5%で、売上高は想定通りの進捗、営業利益に関しては想定を上回る進捗となっている。営業利益に関しては、相対的に退会率の低い法人向けの営業を強化していることなどが寄与している状況だ。足元で会員獲得が順調に進捗していることを受け、期末に向けて販売促進費を積みましていく計画であるものの、上半期終了時点の利益水準が想定を上回っていることから、通期での営業利益予想は達成可能と見ている。配当に関しては、通期で1株当たり24.0円(予想配当利回り3.8%)を予定している。同社は株主への利益還元を経営上の重要課題と認識している。今後は、配当性向40〜50%を目標としながら累進配当を行っていく方針だ。
中長期的な成長戦略としては、ISP「ASAHIネット」、VNE「v6 コネクト」、「manaba」を牽引役に業績を拡大させていく方針を掲げている。manabaに関しては、顧客のニーズを的確に反映させたシステム開発を推進しながら新規顧客の獲得を加速させていく構えだ。また、資本コストを意識した経営も実践しており、株主資本コストを超えるROE10%以上の達成を目標に資本効率と収益性を高めていく。
<NH>
2025年3月期第2四半期の累計業績は、売上高が前年同期比7.5%増の6,496百万円、営業利益が同50.1%増の1,265百万円となった。営業利益は同期間として過去最高を更新した。売上に関しては、インターネット接続サービスが前年同期比9.0%増の5,824百万円と増収になったことが寄与した。VNE「v6 コネクト」、ISP「ASAHIネット」共に好調で、VNE「v6 コネクト」では、提携事業者との取り扱い通信量が増加したこと、ISP「ASAHIネット」では、営業チャネルを通じた営業活動を強化したことなどを受け契約数が増加したことなどが業績の拡大に寄与した。また、2024年2月に「固定IPアドレスオプション」のリニューアルを実施したのと同時に、ASAHIネットの価格改定も実施しており、販売価格の値上げもトップラインを押し上げた。営業利益に関しては、価格改定などによって売上高を拡大させるなかで、原価率の低減を推進したことなどが寄与し過去最高を更新した。
2025年3月期の業績は、売上高で前期比4.8%増の12,800百万円、営業利益で同12.0%増の2,200百万円を見込んでいる。上半期終了時点の業績予想に対する進捗率は、売上高が50.7%、営業利益が57.5%で、売上高は想定通りの進捗、営業利益に関しては想定を上回る進捗となっている。営業利益に関しては、相対的に退会率の低い法人向けの営業を強化していることなどが寄与している状況だ。足元で会員獲得が順調に進捗していることを受け、期末に向けて販売促進費を積みましていく計画であるものの、上半期終了時点の利益水準が想定を上回っていることから、通期での営業利益予想は達成可能と見ている。配当に関しては、通期で1株当たり24.0円(予想配当利回り3.8%)を予定している。同社は株主への利益還元を経営上の重要課題と認識している。今後は、配当性向40〜50%を目標としながら累進配当を行っていく方針だ。
中長期的な成長戦略としては、ISP「ASAHIネット」、VNE「v6 コネクト」、「manaba」を牽引役に業績を拡大させていく方針を掲げている。manabaに関しては、顧客のニーズを的確に反映させたシステム開発を推進しながら新規顧客の獲得を加速させていく構えだ。また、資本コストを意識した経営も実践しており、株主資本コストを超えるROE10%以上の達成を目標に資本効率と収益性を高めていく。
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