アクロデアが急反発、経営不振が続く韓国子会社の全株式譲渡で業績改善効果に期待

　アクロディア<3823.T>が急反発。２５日の取引終了後、経営不振が続いていた韓国連結子会社アクロディア・コリアの全株式を譲渡し、債権を放棄すると発表しており、今後の業績改善効果に期待した買いが入っているようだ。
　アクロディア・コリアは、ソーシャルゲームなどのコンテンツサービスや、韓国ＳＮＳプラットフォームのサービスの新たな展開などで業績改善を目指してきたが、ゲームなどの課金施策の不調やＳＮＳサービスの本格展開に向けた調整に時間を要し顧客獲得施策に遅延が生じたことなどで、グループの業績計画に達しない状況が継続。現状においては早期回復が見込めず、グループでの事業成長の達成が困難な見通しであることから、株式を譲渡することにしたという。なお、譲渡価額は１円。
　また、アクロディア・コリアに対する貸付金約２億３３００万円についても、債権を放棄するとあわせて発表した。債権放棄による業績への影響は軽微だが、子会社異動に伴う影響は現在精査中としている。

アクロデアの株価は１３時１４分現在４７３円（△５１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）