ベリサーブが１６年３月期業績・配当予想を上方修正、自動車分野など好調

　ベリサーブ<3724.T>がこの日の取引終了後、１６年３月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の７５億円から８５億円（前期比３４．５％増）へ、営業利益を７億４０００万円から１０億円（同６３．１％増）へ上方修正した。注力分野として取り組んでいる自動車分野およびエンタープライズ向けアプリケーション分野の拡大傾向が継続していることに加えて、モバイル機器やデジタル家電などのデジタル機器、産業機器など他の分野も堅調に推移していることが要因。特に、自動車およびエンタープライズ向けアプリケーションの両分野では、大型案件が寄与し第３四半期に想定以上に伸長したという。

　また、業績予想の修正に伴い、従来７円５０銭を予定していた期末配当を１０円に引き上げるとあわせて発表した。中間配当と合わせた年間配当は１５円（従来予想１２円５０銭、前期実質１２円５０銭）を予定している。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１５年４～１２月）決算は、売上高６２億６６００万円、営業利益８億２９００万円だった。前期は連結業績を開示していたことから、前年同期との比較はない。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）