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イグニス Research Memo(1):2018年9月期業績は積極投資や一時的要因により大幅な営業損失を計上

配信元:フィスコ
投稿:2018/12/26 15:21
■要約

イグニス<3689>は、スマートフォン向けネイティブアプリの企画・開発・運営・販売等を主力としている。「コミュニティ」「ネイティブゲーム」「その他(新規事業を含む)」の3つのジャンルを事業の柱とし、ゲーム及び非ゲームの領域で独自のポジショニングを確立してきた。また、新規事業としてVRやAI、IoTなどにも挑戦している。ロングセラーゲームとして安定運営を続けている「ぼくとドラゴン」(ネイティブゲーム)に加えて、オンライン恋愛・婚活サービス「with」(コミュニティ)が順調に伸びており、2本目の柱に育ってきた。さらには、VR事業(エンターテインメント)など新規事業も動き出しており、新たな成長ステージを迎えている。

2018年9月期の業績は、売上高が前期比12.6%減の4,874百万円、営業損失が2,532百万円(前期は83百万円の利益)と減収損失計上となり、積極投資と一時的なコスト要因が重なったことから大幅な営業損失を計上した。減収となったのは、リリースから4年目を迎えた「ぼくとドラゴン」(ネイティブゲーム)によるものである。もっとも、ライフサイクルの成熟期に入ってきたことから、利益重視の運営によりプロモーション費用を抑えていることも影響しており、利益面での貢献は依然として大きい。今後も安定運営を継続する方針である。一方、市場が拡大しているオンライン恋愛・婚活サービス「with」(コミュニティ)は大きく伸長した。特に、SMS認証によるマルチログイン機能を実装したことが会員数の拡大に拍車をかけている。損益面では、減収による収益の押し下げや先行投資の拡大はおおむね想定内とみられるが、そこに一時的なコスト要因(貸倒引当金の計上)が重なったことで大幅な営業損失に陥った。ただ、前述のとおり、一時的なコスト要因を除けば、2018年2月に単月黒字化した「with」の伸びに伴って、足元の収益性は大きく改善に向かっている。

2019年9月期の業績予想について同社は、売上高を前期比23.1%増の6,000百万円、営業利益を30百万円(前期は2,532百万円の損失)と増収により、大幅な損益改善(黒字転換)を見込んでいる。売上高は、「ぼくとドラゴン」が逓減傾向で推移するものの、足元好調な「with」の成長加速が増収に大きく寄与する見通しである。一方、新作ゲーム「でみめん」やVR事業(エンターテインメント)については、一定の売上寄与を見込んではいるものの、慎重な見方をしているようだ。損益面では、積み上げ型収益モデルである「with」の伸長により収益性は大きく改善に向かう一方、VR事業への積極投資を継続することから、利益水準はまだ低位にとどまる見通しである。

同社は、2020 年9月期を最終年度とする中期経営計画を推進しており、売上高150億円、営業利益60億円(営業利益率40%)を目指している。特に、市場拡大が見込める「with」とVR事業(エンターテインメント)を大きく伸ばす計画となっているようだ。弊社では、「with」がマルチログイン機能の実装等により更なる成長が期待できることやVR事業(エンターテインメント)についても独自の収益モデル(各種IP展開とプラットフォームによる多様なマネタイズ)の形が見えてきたことから、これらの収益ドライバーの動きがカギを握るものとみている。また、中期経営計画の達成に向けては、AI関連・検査自動化、医療プロジェクト(VR事業)のほか、新たに公表された医療機関向けSaaSなど、これまで取り組んできた新規事業の収益事業化に向けた具体的な道筋にも注目したい。

■Key Points
・2018年9月期の業績は積極投資や一時的なコスト要因により大幅な営業損失を計上
・一方、積み上げ型収益モデルである「with」の拡大により足元の収益性は大きく改善(利益が出せる収益構造に転換)
・VR事業(エンターテインメント)についても初のVRライブに成功し、2019年9月期からの本格展開に向けて確かな手応え(SNS等累計フォロワー数は13万人を突破し、2018年11月にはメジャーデビュー)
・ストック型の強固な事業基盤と爆発力のある事業の推進により、安定感のある事業ポートフォリオの構築を目指す戦略

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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配信元: フィスコ
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