ヒトコムは大幅続落、第２四半期営業利益２７％増も材料出尽くし感

　ヒト・コミュニケーションズ<3654.T>が大幅続落。株価は一時、前日比９３円（５．１％）安の１７１１円まで売られる場面があった。同社は８日、１４年８月期第２四半期累計（１３年９月～１４年２月）連結決算を発表した。売上高は１１０億５７００万円（前年同期比１２．５％増）、営業利益は１１億６０００万円（同２６．６％増）、純利益は６億３０００万円（同２５．９％増）となった。
　人材派遣事業では、ストアサービス分野や、コールセンター他分野を中心に、幅広い取引先からの案件の受注獲得に注力した。具体的には食品や、コスメティック、ファッション販売などの人材派遣の案件の受注が増加したほか、生鮮技師や、太陽光発電機器の販売受付などの人材派遣の案件の受注も好調だった。
　なお、１４年８月期通期連結業績予想について、営業利益１８億５３００万円（前期比１０．９％増）を据え置いているが、市場では景気の好転を背景とした上方修正期待があっただけに材料出尽くし感が出ている。

ヒトコムの株価は１１時３０分現在１７１９円（▼８５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）