駅探、前期最終を90％下方修正

　駅探 <3646> [東証Ｍ] が5月25日大引け後(17:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終利益を従来予想の2億2000万円→2300万円(前の期は2億9100万円)に89.5％下方修正し、減益率が24.4％減→92.1％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の3億2900万円→3億4100万円(前の期は4億8000万円)に3.6％上方修正し、減益率が31.5％減→29.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の7700万円の黒字→1億2000万円の赤字(前年同期は1億2000万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年３月期の通期連結業績につきまして、新型コロナウイルス感染症が国内外で拡大し、全国緊急事態宣言による外出自粛を受けて、携帯販売店への来店や出張・旅行機会の減少が事業面にも影響を与えたため、コンシューマ向け事業及び法人向け事業において、当初予想していた売上を下回る結果となりました。利益面に関しましては、業務効率化や効果的な販促活動により営業費用を抑制出来ていることにより、営業利益・経常利益ともに、業績予想通りの結果となりました。一方で、下記に記載の通り、減損損失を計上いたしました。その結果、親会社株主に帰属する当期純利益においては、予想を下回る結果となりました。特別損失について新型コロナウイルスの感染症の収束の見通しが不透明であることから、旅行会社向けガイドブック事業及び訪日外国人向けプロモーション事業を営む当社の連結子会社の株式会社ラテラ・インターナショナルにて、今後の業績見通し等を踏まえて検討した結果、134百万円の減損損失を計上いたしました。