ホギメディの第１四半期は営業益４％減、新製品「内視鏡操作システム」取り扱いも発表

　ホギメディカル<3593.T>がこの日の取引終了後、１５年３月期第１四半期（４～６月）連結決算を発表しており、売上高８３億９８００万円（前年同期比０．３％増）、営業利益２０億７００万円（同４．４％減）、純利益１３億１７００万円（同４．２％減）となった。「オペラマスター」は伸長したものの、消費増税に伴う反動と手術件数の伸び悩みの影響を受けたほか、契約医療機関の立ち上げが一部第２四半期以降にずれたことなどが影響。また、円安により原価率が上昇したことも響いた。
　なお、通期業績予想は、売上高３６９億５０００万円（前期比６．２％増）、営業利益９２億９０００万円（同６．２％増）、純利益６１億５０００万円（同９．２％増）と従来予想を据え置いている。
　決算と同時に、新たに「内視鏡操作システム」の取り扱いを１２月をメドに開始すると発表した。文部科学省ＳＴＡＲＴプロジェクトの支援を受けて東京工業大学・東京医科歯科大学発ベンチャーとして設立されたリバーフィールド（東京都新宿区）が開発した「内視鏡操作システム」で、術者の頭部に頭の動きを検出するジャイロセンサーを装着することで、内視鏡カメラを両手を使うことなく直感的に操作することができるシステム。これにより、術者は両手がふさがった状態でも自分の見たいアングルに内視鏡カメラを動かすことができ、カメラ助手なしで手術を行うことが可能となるという。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）