ホギメディが大幅反発、１９年３月期１２％営業増益見通しと自社株買い発表を好感

　ホギメディカル<3593.T>が大幅反発している。１１日の取引終了後に発表した１９年３月期の連結業績予想で、売上高３８７億７０００万円（前期比５．０％増）、営業利益５９億２０００万円（同１２．３％増）、純利益５４億５０００万円（同３．６％増）と２ケタ営業増益を見込んでいることが好感されている。

　国内ではターゲット医療機関の見直しによる市場拡大と営業担当の増員による営業体制の強化を行い、「プレミアムキット」の販売拡大に注力し業績向上を図る方針。また、「プレミアムキット」の生産を拡大することで、新キット工場の稼働率を上昇させ、生産性の向上を合わせて図る見通しだ。

　なお、１８年３月期決算は、売上高３６９億１８００万円（前の期比０．２％増）、営業利益５２億７３００万円（同２９．２％減）、純利益５２億６２００万円（同９．１％減）だった。

　同時に、上限を１４０万株（発行済み株数の４．４７％）、または５０億円とする自社株買いを発表しており、これも好材料視されている。取得期間は４月１２日から１０月３１日までで、株主還元の充実と資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するのが目的としている。

出所：minkabuPRESS