セーレンが反発、第２四半期２１．１％営業増益、期末配当予想引き上げとメシコ新工場建設も発表

　セーレン<3569.T>が反発、一時前日比４４円高の１００８円まで買われている。同社はこの日、午後１時３０分に今１５年３月期第２四半期累計（４～９月）決算を発表。連結売上高５０３億１１００万円（前年同期比７．６％増）、営業利益２８億２０００万円（同２１．１％増）と２割を超える増益を達成した。新素材「クオーレ」やビスコテックス加飾パネルが新幹線などの鉄道車両に採用され受注が拡大している。
　通期は売上高で従来予想の１０３０億円から１０２０億円（前期比４．１％増）へ、営業利益で６８億円から６６億円（同１２．８％増）へ小幅ながら下方修正しているが、期末配当については従来予想の７円５０銭から９円（前年同期実績７円５０銭）に引き上げている。日系完成車メーカーの増産に対応すべくメキシコへ新工場を建設することも発表しており、海外展開も期待される。

セーレンの株価は１３時４８分現在９７１円（△７円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）