セーレンが一時１１％高、１７年３月期営業利益予想と配当予想を上方修正

　セーレン<3569.T>が急反発し、一時、前日比１４７円（１０．６％）高の１５３０円まで買われている。７日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、営業利益を８７億円から９５億円（前期比１５．４％増）へ、純利益を６２億円から６９億円（同１２．６％増）へ上方修正したことが好感されている。

　売上高は従来予想の１０７５億円（同０．３％増）を据え置いたものの、車両資材事業で高付加価値商品が堅調に推移し、第３四半期業績が想定を上回ったことが利益を押し上げるという。また、業績予想の修正に伴い、従来１２円を予定していた期末配当を１８円に引き上げ、年間配当を３０円（従来予想２４円、前期２４円）にするとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１６年４～１２月）決算は、売上高７９６億２６００万円（前年同期比０．１％増）、営業利益７４億４９００万円（同２１．３％増）、純利益５６億５６００万円（同１８．１％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）