日東網、前期最終を67％下方修正

　日東製網 <3524> [東証Ｓ] が6月6日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年4月期の連結最終利益を従来予想の1億5000万円→5000万円(前の期は1億9000万円)に66.7％下方修正し、減益率が21.1％減→73.7％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2900万円の黒字→7100万円の赤字(前年同期は2億3200万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、定置網部門の受注が低迷しましたが、新型コロナウイルス感染症拡大による渡航制限が緩和されたことに伴い、海外の商談が進展し、旋網部門、養殖網部門や海外への輸出等の売上高が増加し、通期では当初予想を上回る見通しとなりました。　利益面につきましては、主力の定置網部門の売上高が当初予想に届かなかったことや原材料費・物流費等の高騰などにより、営業利益は減少する見通しとなりました。営業外損益では為替差益の計上により、経常利益段階では多少持ち直しましたが、福山新事業所建設に伴い発生する旧建物の解体撤去費用等を特別損失として計上することとなり、親会社株主に帰属する当期純利益は予想を下回る見通しとなりました。