アグレ都市、今期経常を32％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額

　アグレ都市デザイン <3467> が3月18日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の14.7億円→19.4億円(前期は11.3億円)に32.0％上方修正し、増益率が29.3％増→70.6％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の10億円→14.7億円(前年同期は10.5億円)に46.7％増額し、一転して40.7％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の63円→70円(前期は42円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、今期中にお客様への引渡しを予定していた物件の一部について、引渡しが来期にずれ込んだことにより、直近予想よりも若干減少する見込みであります。一方、利益面につきましては、特に第３・第４四半期引渡し物件についてはウッドショックによる木材価格上昇の影響はあるものの、戸建住宅需要は引き続き底堅く、販売価格が安定して推移したことなどから、売上総利益率が直近予想に比べ1.4ポイント程度改善する見込みであること、また、販売費及び一般管理費についても直近予想を下回る見込みであることから、各段階利益をそれぞれ上記のとおり修正いたします。

　当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要政策のひとつとして認識しており、現在及び今後の事業収益をベースに、将来の事業展開に必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続していくことを基本方針とし、当期純利益の30％を配当額の目途に(配当性向30％)、各期の業績に応じた配当を実施してまいります。この度の業績予想の修正を受け、期末配当を2022年２月18日公表の１株当たり63円から７円増配し、１株当たり70円に修正することといたしました。なお、本件につきましては、2022年６月下旬開催予定の第13回定時株主総会に付議する予定であります。