来年7月期を巡航とするならば、配当は年4946円。
ただし、これは利益超過分配（建物の減価償却を費用として償却せず分配するやり方）という特殊な分配方法を取っているこのリート特有のものなので注意が必要。利回りの単純比較は出来ない。
利益超過分配を除くと年3870円ほどの分配計算となるので、これを元に他のリートと比較すべき。

特徴としては上記の配当についての違いとレジデンスに特化しているという点、築浅物件が多いという点、地方都市物件が多いという点。
商業系と比べて安定した需要（分配金）が見込まれるという点は良いと思う。

懸念はいつまで利益超過分配を続けるのか？という点。これを続ける限り建物の売却時に分配金の変動が心配になる。

ところで、リート比較では無く親会社のサムティ自体が利回り3%超えの配当を出す企業かつ、成長している企業なので不動産市況が悪くならない限りはサムティ自体に投資するのも良いかもしれない。