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And Doホールディングスのニュース
■業績動向
1. 2019年6月期第2四半期の業績概要
(1) 業績概要
ハウスドゥ<3457>の2019年6月期第2四半期の連結業績は、前年同期比で大幅な増収増益を達成したものの、期初予想未達となった。売上高は前年同期比32.9%増の12,671百万円、営業利益が同22.6%増の1,089百万円、経常利益が同32.0%増の1,027百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同44.6%増の725百万円と第2四半期における過去最高を更新した。期初予想比では売上高は93.1%、営業利益が69.3%、経常利益が70.9%、四半期純利益が75.6%となった。業績未達の最大の要因は、当第2四半期に計画していたハウス・リースバック資産約30億円のファンドへの売却が計画より遅延したためである。
(2) 事業別動向
持続的成長を目指してストック型収益ビジネスに経営資源をシフトしている。フランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、不動産金融事業のストック事業の構成比は、売上高が45.4%、営業利益では65.2%を占めた。
a) フランチャイズ事業
フランチャイズ事業の売上高は前年同期比14.1%増の1,412百万円、営業利益は12.4%増の828百万円と2ケタの増収増益を達成した。新規加盟店舗数は70店、新規開店店舗数は62店であった。新ブランド「レントドゥ!」の加盟を促進し、「売買×賃貸」のハイブリッドモデルを推進している。東海地域の目標は125店舗であったが、マルチブランド化により当第2四半期末に128店舗に増加した。
b) ハウス・リースバック事業
ハウス・リースバック事業は、売上高が前年同期比286.9%増の3,969百万円、営業利益が同298.7%増の470百万円と急成長を成し遂げた。再販売、処分売却、買取会社への売却が160件、3,262百万円となった。
ハウス・リースバック事業は、同社が業界に先駆けて本格的に取組み、広告・宣伝に加えてテレビ番組にも取上げられた。その効果もあって問い合わせが急増しており、優良物件を選別できる状態にある。問い合わせ件数も非常に多く、人員増強を行い、更なる拡大を図る。
c) 不動産金融事業
不動産金融事業の売上高は前年同期比113.0%増の436百万円、営業利益は同92.8%増の96百万円と急成長中である。不動産担保融資残高は、前期末比13.8%増の6,359百万円となった。リバースモーゲージ保証業務は、保証件数が前期末の117件から191件へ、保証残高が同1,470百万円から2,211百万円に増加した。先行的に人員強化を進めており、金融機関の提携先を引き続き増やす。
d) 労働集約型ビジネス
労働集約型ビジネスの代表格となる不動産売買事業は、売上高が前年同期比4.2%減の4,395百万円、営業利益が同23.2%減の363百万円となった。前年同期にあったような大型案件(2件595百万円)がなかったためである。不動産売買仲介業を直営店で主として行う不動産流通事業は、売上高が同6.1%減の963百万円、営業利益が同16.4%減の187百万円であった。ハウス・リースバック事業の人員強化のために直営店を1店舗閉鎖した影響が出た。リフォーム事業は、前年同期比1.2%増の1,619百万円、営業利益が同3.9%増の184百万円であった。中古+リフォーム等の需要獲得により、売上高・利益とも前年同期水準を上回った。
2. 財務状況と経営指標
2019年6月期第2四半期末の総資産は、35,010百万円と前期末比4,389百万円増加した。流動資産のたな卸資産は同3百万円減少し、有形固定資産の増加額も1,231百万円にとどまった。ハウス・リースバック資産のファンドへの売却が遅延したため、仕入強化に備えて、現金及び預金を2,314百万円増やした。有利子負債は、短期が5,657百万円増加し、長期が1,478百万円減少した。その結果、流動比率は前期末比35.9ポイント減の126.5%へ、自己資本比率は同3.2ポイント減の28.4%へ低下した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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1. 2019年6月期第2四半期の業績概要
(1) 業績概要
ハウスドゥ<3457>の2019年6月期第2四半期の連結業績は、前年同期比で大幅な増収増益を達成したものの、期初予想未達となった。売上高は前年同期比32.9%増の12,671百万円、営業利益が同22.6%増の1,089百万円、経常利益が同32.0%増の1,027百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同44.6%増の725百万円と第2四半期における過去最高を更新した。期初予想比では売上高は93.1%、営業利益が69.3%、経常利益が70.9%、四半期純利益が75.6%となった。業績未達の最大の要因は、当第2四半期に計画していたハウス・リースバック資産約30億円のファンドへの売却が計画より遅延したためである。
(2) 事業別動向
持続的成長を目指してストック型収益ビジネスに経営資源をシフトしている。フランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、不動産金融事業のストック事業の構成比は、売上高が45.4%、営業利益では65.2%を占めた。
a) フランチャイズ事業
フランチャイズ事業の売上高は前年同期比14.1%増の1,412百万円、営業利益は12.4%増の828百万円と2ケタの増収増益を達成した。新規加盟店舗数は70店、新規開店店舗数は62店であった。新ブランド「レントドゥ!」の加盟を促進し、「売買×賃貸」のハイブリッドモデルを推進している。東海地域の目標は125店舗であったが、マルチブランド化により当第2四半期末に128店舗に増加した。
b) ハウス・リースバック事業
ハウス・リースバック事業は、売上高が前年同期比286.9%増の3,969百万円、営業利益が同298.7%増の470百万円と急成長を成し遂げた。再販売、処分売却、買取会社への売却が160件、3,262百万円となった。
ハウス・リースバック事業は、同社が業界に先駆けて本格的に取組み、広告・宣伝に加えてテレビ番組にも取上げられた。その効果もあって問い合わせが急増しており、優良物件を選別できる状態にある。問い合わせ件数も非常に多く、人員増強を行い、更なる拡大を図る。
c) 不動産金融事業
不動産金融事業の売上高は前年同期比113.0%増の436百万円、営業利益は同92.8%増の96百万円と急成長中である。不動産担保融資残高は、前期末比13.8%増の6,359百万円となった。リバースモーゲージ保証業務は、保証件数が前期末の117件から191件へ、保証残高が同1,470百万円から2,211百万円に増加した。先行的に人員強化を進めており、金融機関の提携先を引き続き増やす。
d) 労働集約型ビジネス
労働集約型ビジネスの代表格となる不動産売買事業は、売上高が前年同期比4.2%減の4,395百万円、営業利益が同23.2%減の363百万円となった。前年同期にあったような大型案件(2件595百万円)がなかったためである。不動産売買仲介業を直営店で主として行う不動産流通事業は、売上高が同6.1%減の963百万円、営業利益が同16.4%減の187百万円であった。ハウス・リースバック事業の人員強化のために直営店を1店舗閉鎖した影響が出た。リフォーム事業は、前年同期比1.2%増の1,619百万円、営業利益が同3.9%増の184百万円であった。中古+リフォーム等の需要獲得により、売上高・利益とも前年同期水準を上回った。
2. 財務状況と経営指標
2019年6月期第2四半期末の総資産は、35,010百万円と前期末比4,389百万円増加した。流動資産のたな卸資産は同3百万円減少し、有形固定資産の増加額も1,231百万円にとどまった。ハウス・リースバック資産のファンドへの売却が遅延したため、仕入強化に備えて、現金及び預金を2,314百万円増やした。有利子負債は、短期が5,657百万円増加し、長期が1,478百万円減少した。その結果、流動比率は前期末比35.9ポイント減の126.5%へ、自己資本比率は同3.2ポイント減の28.4%へ低下した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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