Ｊテック・Ｃ、前期経常を1％上方修正

　ジェイテックコーポレーション <3446> [東証Ｐ] が7月12日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年6月期の連結経常損益を従来予想の3億5500万円の黒字→3億6000万円の黒字(前の期は2600万円の赤字)に1.4％上方修正した。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の2億2800万円の黒字→2億1600万円の黒字(前の期は3200万円の赤字)に5.3％下方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4億7700万円→4億8200万円(前年同期は2億0800万円)に1.0％増額し、増益率が2.3倍→2.3倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績予想につきまして、オプティカル事業における売上実績が予想数値を15.4％下回ったことが主たる要因となり、2022年8月12日公表の2023年6月期連結業績予想数値を下方修正することといたしました。　　オプティカル事業につきましては、前事業年度までのコロナ禍による中国全土での輸入制限を起因とした当社からの製品納入への制約やアメリカ向け製品の仕様変更に伴う当初計画からの納品遅延などの諸問題が一部尾を引き、当事業年度の第2四半期に至るまで業績に影響を及ぼしましたが、当該懸念事項は当事業年度末までの間に解消へと至りました。　しかしながら、当事業年度末までに納品予定であった中国向けのＸ線ナノ集光ミラーにつきまして、当初受注した仕様から更に高精度な製品への仕様変更のご要望があり、当該ユーザー様のご要望に対応したことによって製造工程に影響を及ぼし、当初の納入計画変更を余儀なくされたため、オプティカル事業の当事業年度売上実績が通期の業績予想数値を下回る結果となりました。　なお、今回の仕様変更によって遅延したため当事業年度中に納品へ至らなかった製品については翌期以降に出荷する見込みであります。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値とは異なる可能性がございます。