バルニバービ、前期営業を一転赤字に下方修正

　バルニバービ <3418> [東証Ｇ] が9月13日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年7月期の連結営業損益を従来予想のトントン→4.4億円の赤字(前の期は12.1億円の赤字)に下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の連結営業損益も従来予想の2.8億円の黒字→1.6億円の赤字(前年同期は8億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当該期間の連結業績予想につきましては、極めて感染力の強い新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大を受けた「まん延防止等重点措置」の影響により、一部店舗の臨時休業及び営業時間の短縮等を継続的に行ったため前年に続き厳しい状況となりました。行動制限の解除に伴い、当社の強みであるテラス席などの店外空間の利用や屋外での飲食利用増により、連結売上高は前年とほぼ変わらないものの9,969百万円（前年比0.3％減）と前年から下回る見込みとなりました。また、コスト面におきましては、店舗原価率の改善に努めたものの、販売費及び一般管理費におきまして店舗休業期間中の休業手当等の人件費や店舗の固定費等の負担に加え、原材料費や光熱費の高騰による影響により、営業利益は前回発表予想を下回ることとなりました。経常利益につきましても、営業利益の減少を受け、個別業績につきまして予想を下回る結果となりましたものの、連結子会社における政府の雇用調整助成金等の計上により連結業績におきましては予想を上回る見込みです。また上記に記載しましたとおり24店舗等の減損損失 939,935千円（内、３店舗は連結子会社41,656千円）を特別損失として計上することを見込んだことにより、当期純利益は当初予想を下回る見込みです。（注）上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により、予想数値と異なる可能性があります。