帝人、素材関連事業で増収増益を見込み、今期は３期ぶりの最終黒字へ

　帝人が１０日午前１１時３０分に、１１年３月期の連結業績予想を発表した。売上高８０００億円（前期比４．５％増）、営業利益３２０億円（同２．４倍）、最終損益１００億円の黒字（前期は３５６億８３００万円の赤字）を見込む。素材関連事業で、自動車分野や電気・電子分野などの回復傾向が持続し、生産稼働率が改善し増収増益を予想。また、医薬医療事業では、欧米で展開する痛風・高尿酸血症治療剤の販売拡大を見込んでいる。前提となる為替レートは１ドル＝９０円、１ユーロ＝１３０円。原油価格は１バレル＝８０ドルを想定している。

　１０年３月期決算は、売上高７６５８億４０００万円（前期比％１８．８減）、営業利益１３４億３５００万円（同２５．２％減）、最終赤字３５６億８３００万円（前期は４２９億６３００万円の赤字）だった。

　前場終値は７円高の２８７円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社