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コスモ・バイオのニュース
■業績動向
1. 2018年12月期営業利益は計画超で大幅増益
2019年2月14日発表したコスモ・バイオ<3386>の2018年12月期連結業績は、売上高が前期比2.7%増の7,261百万円、営業利益が同70.1%増の328百万円、経常利益が同1.6%増の403百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.4%増の260百万円だった。売上高は計画を238百万円下回ったが増収を確保した。営業利益は計画を133百万円上回り大幅増益だった。また経常利益は計画を158百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は110百万円それぞれ上回り、いずれも減益予想から一転して増益で着地した。なお2018年12月期からCBUの連結を開始した。
平均為替レートは1米ドル=110円で、想定(1米ドル=115円)よりもドル安・円高水準、2017年12月期実績(1米ドル=112円)との比較でもドル安・円高水準だった。
製品分類別の売上高は、研究用試薬が前期比5.4%増の5.216百万円(売上構成比71.8%)、機器が同3.9%減の1,903百万円(同26.2%)、臨床検査薬が同1.8%増の141百万円(同1.9%)だった。
売上面では、2016年の複数の大手仕入先との契約終了による売上減を取り戻す計画で当初予算を7,500百万円(前期比6.1%増収)としていたが、計画未達だった。ただし前期比では増収を確保した。ビーエム機器がやや弱含んだが、単体(コスモ・バイオ)が堅調に推移し、CBUの連結も寄与した。
利益面では、売上総利益が前期比5.0%増加し、売上総利益率が36.6%で0.8ポイント上昇した。利益性の高い製品・サービスの拡販、CBUの連結が寄与した。為替変動もプラス要因だった。販管費は同0.4%減少し、販管費率は32.1%で1.0ポイント低下した。CBUの新規連結などで増加を見込んでいたが、効率的運用節減した。この結果、営業利益は計画超の大幅増益だった。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、2017年12月期の営業外収益に計上した投資事業組合運用益143百万円がはく落したため、営業利益に比べて小幅な増益だった。
財務の健全性高い
2. 財務の健全性高い
2018年12月期末の総資産は前期末比375百万円増加の8,501百万円となった。商品及び製品が255百万円減少したが、現金及び預金が684百万円増加した。自己資本比率は77.4%で同1.1ポイント低下したが、引き続き高水準である。実質無借金経営であり、財務の健全性は高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SF>
1. 2018年12月期営業利益は計画超で大幅増益
2019年2月14日発表したコスモ・バイオ<3386>の2018年12月期連結業績は、売上高が前期比2.7%増の7,261百万円、営業利益が同70.1%増の328百万円、経常利益が同1.6%増の403百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.4%増の260百万円だった。売上高は計画を238百万円下回ったが増収を確保した。営業利益は計画を133百万円上回り大幅増益だった。また経常利益は計画を158百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は110百万円それぞれ上回り、いずれも減益予想から一転して増益で着地した。なお2018年12月期からCBUの連結を開始した。
平均為替レートは1米ドル=110円で、想定(1米ドル=115円)よりもドル安・円高水準、2017年12月期実績(1米ドル=112円)との比較でもドル安・円高水準だった。
製品分類別の売上高は、研究用試薬が前期比5.4%増の5.216百万円(売上構成比71.8%)、機器が同3.9%減の1,903百万円(同26.2%)、臨床検査薬が同1.8%増の141百万円(同1.9%)だった。
売上面では、2016年の複数の大手仕入先との契約終了による売上減を取り戻す計画で当初予算を7,500百万円(前期比6.1%増収)としていたが、計画未達だった。ただし前期比では増収を確保した。ビーエム機器がやや弱含んだが、単体(コスモ・バイオ)が堅調に推移し、CBUの連結も寄与した。
利益面では、売上総利益が前期比5.0%増加し、売上総利益率が36.6%で0.8ポイント上昇した。利益性の高い製品・サービスの拡販、CBUの連結が寄与した。為替変動もプラス要因だった。販管費は同0.4%減少し、販管費率は32.1%で1.0ポイント低下した。CBUの新規連結などで増加を見込んでいたが、効率的運用節減した。この結果、営業利益は計画超の大幅増益だった。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、2017年12月期の営業外収益に計上した投資事業組合運用益143百万円がはく落したため、営業利益に比べて小幅な増益だった。
財務の健全性高い
2. 財務の健全性高い
2018年12月期末の総資産は前期末比375百万円増加の8,501百万円となった。商品及び製品が255百万円減少したが、現金及び預金が684百万円増加した。自己資本比率は77.4%で同1.1ポイント低下したが、引き続き高水準である。実質無借金経営であり、財務の健全性は高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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