オンリー、今期最終を一転赤字に下方修正、期末配当は見送り

　オンリー <3376> が8月18日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年8月期の連結最終損益を従来予想の1億円の黒字→2000万円の赤字(前期は1億0100万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結最終損益も従来予想の9300万円の黒字→2700万円の赤字(前年同期は1億7200万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　MBO実施伴い、従来7円を計画していた期末一括配当を見送る方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 2021年８月期通期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言発令に伴い売上が大幅に減少しており、今期中は現在の状況から大きく改善しないと予想しております。これにより売上高が当初予想対比で減少することが見込まれることから、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益について前回発表の業績予想を修正いたします。

　　 当社は、株主各位に対する安定的かつ継続的な利益還元を経営の重要な施策の一つとして位置づけております。将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保の充実に努めるとともに、配当につきましては、連結業績に連動した利益配分の水準を明確にするため、親会社株主に帰属する当期純利益の30％前後を配当性向の目安に設定し、経営環境や事業戦略、財務状況等を考慮の上、年１回期末に実施していくことを基本方針としております。　 しかしながら、2021年８月期の期末配当金につきましては、上記業績予想の修正を踏まえ、誠に遺憾ではございますが、無配に修正させていただきます。