日本コークス、今期営業を一転赤字に下方修正、未定だった配当は無配転落

　日本コークス工業 <3315> [東証Ｐ] が2月3日後場(14:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結営業損益は32.5億円の赤字(前年同期は103億円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想のトントン→13億円の赤字(前期は122億円の黒字)に下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結営業利益も従来予想の21.9億円→8.9億円(前年同期は61.4億円)に59.1％減額し、減益率が64.2％減→85.4％減に拡大する計算になる。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は7円)とし、16期ぶりに無配転落する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結営業損益は10.5億円の赤字(前年同期は42.7億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の11.9％→-2.7％に急悪化した。

株探ニュース