ディアライフが３日ぶり反発、２１年９月期は８．０％最終増益で１円増配へ

　ディア・ライフ<3245.T>が大幅高で３日ぶりに反発している。前週末１３日の取引終了後に発表した２１年９月期連結業績予想で、純利益２０億円（前期比８．０％増）を目標とし、年間配当予想を前期比１円増の２０円にするとしたことが好感されている。

　住宅に引き続き強い需要が見込めることから、住居系不動産を中心に東京圏エリアへの積極投資を継続し、収益安定性・流通性に優れた不動産の供給量の拡大に注力するという。また、セールスプロモーション事業でスタッフの質的・量的な充実を図り、既存のクライアントへの人材派遣の取引拡大やサービスを提供する分野の多様化を進めるとしている。

　なお、２０年９月期決算は、売上高２７６億４９００万円（前の期比３９．２％増）、営業利益２６億３００万円（同２１．９％減）、純利益１８億５１００万円（同２１．７％減）だった。

　同時に、上限を１２５万株（発行済み株数の３．２２％）、または５億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されているようだ。取得期間は２０年１１月１６日から２１年５月３１日までとしている。

出所：MINKABU PRESS