野村不ＨＤ、今期経常を4％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

　野村不動産ホールディングス <3231> [東証Ｐ] が1月26日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比41.3％増の581億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の850億円→880億円(前期は825億円)に3.5％上方修正し、増益率が3.0％増→6.6％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の379億円→409億円(前年同期は474億円)に7.9％増額し、減益率が20.0％減→13.6％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の110円→115円(前期は97.5円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比84.6％増の111億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の8.4％→11.7％に大幅改善した。

株探ニュース